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2025/4/14

#AI活用人事とは ─── 人事・採用にAI活用が必須になる5つの背景

      はじめに ── 自己紹介と背景の説明

      株式会社フィードフォースの「ふなくぼ」と申します。同社でマーケティング担当を務めています。前職から数えて20年以上マーケティングに関わる仕事を担当しています。そして、このたび採用担当を兼任することになり、このブログ「#AI活用人事ブログ」をはじめました。採用担当を兼任することになった背景はいろいろあるのですが、その中の大きなひとつはマーケターとしてライフワークにしているセミナー「よげんの書」の中にあります。

      少し「よげんの書」を説明します。コロナ禍の真っ只中の2020年9月から毎月開催を続けている、社会や生活のトレンドの変化を共有するためのマーケティングセミナーです。毎月「10のよげん」を発表し続け、これまでの”発表したよげんの数は600以上””のべ参加者数は6000名を超え”ました。取り上げるトピックは、政治・経済・社会・技術(PEST)すべてと多岐に渡りますが、PESTを見続け・取り上げ続ける中で、日本の社会全体で最優先に取り組むべき課題は「人材と働き方」であることに気がついたからです。そう言うとちょっと主語が大きいのですが、大きな視点を持ちながら、ちゃんと自分自身が人事領域のあれこれをリスキリングできるようにしていきます。

      そのリスキリングの第一歩目が「#AI活用人事」です。なぜ、人事こそAI活用が必要なのか。本記事ではその理由を、前述の「よげんの書」のテイストで社会の変化の「よげん」を絡めながら整理・説明したいと思います。

      人事・採用にAI活用が必須になる5つの背景

      1.AtoA取引がじわじわと進み、採用プロセスがいつの間にか劇的に変わる時代がやってくる

      ビジネス領域では、AIとAIが直接対話をして取引をまとめる「AtoA取引」の環境が整い、実際に採用される場面が増えていくことが想定されています。同じように、採用領域でも求職者の代わりとなるAIがエントリーして、人事担当の代わりとなるAIが評価をする、そんな採用プロセスに大きく変わる可能性があります。

      AtoAの採用活動にゆっくりと移行する過程では、これまで採用担当の頭の中で分析されていた応募書類がすべてデジタルになり、候補者の適性が数値として可視化・評価される様子が見えてきます。これまでの感覚重視の審査は、客観的かつ迅速なデータ解析に基づき刷新され、企業は最適な人材を見極める体制へと変革します。AIを活用した採用の透明性と効率性が大幅に向上する時代が間近に迫っています。

      2.企業の生産性の向上を担う、人事の役割の変化が訪れる

      AIによって社員の学習履歴や現状のスキルをリアルタイムで分析し、最適な教育プログラムを自動で提案する教育・育成のための体制が整ってくるでしょう。これにより、リスキリングが効率化され、従来の日本のメンバーシップ型の雇用体型から、いよいよジョブ型への移行が進む可能性があります。会社にとって、事業にとって、そのタイミングで必要な人材を教育し、アサインできる組織の生産性が向上し強さを発揮します。これまで、部門の先輩社員がOJTで担っていた教育は、AIを活用した人事が創る教育プログラムにシフトしていくのではないでしょうか。企業の生産性向上のカギを握るには人事になる。そんな役割の変化が訪れるかもしれません。

      3.公平さを求めて人事評価をAIに委ねる組織が増える

      上長の主観や限られたアンケートデータに頼りがちだった人事評価が変わるかもしれません。あらゆる業務プロセスにAIが導入されることによって、同時に社員の勤怠・成果・顧客とのコミュニケーションの内容など、あらゆるデータがAIによって捕捉されて、網羅的に集計・分析される環境が整います。これによって、社員ひとりひとりの能力が正当に評価され、昇進や報酬決定の透明性が高まるとともに、企業・組織全体の生産性とモチベーションの向上にもつながる未来が見えてきます。人事の役割の大きな一つであった公正な社員評価についても、AI活用によって企業・組織の成長につながる成果が期待できるようになります。

      4.人事担当がフレキシブルな働き方と多様性を心から推進できるようになる

      人手不足が待ったなしの状況です。売り手市場がぐんぐん進み、労働移動はかつてないほど活発になり、労働者はより良い条件・環境を提示する企業へと移っていきます。企業は賃上げを急ぎ、またより働きやすい環境を社員や求職者に提示する必要があります。リモートワークやフレックスタイムなど、場所や時間の制約を超えた働き方を実現し、個々のライフスタイルに合わせたフレキシブルな働き方ができる環境・制度の整備が必須となります。しかし、その前提としてそれでも生産性を上げ続けなければならないこと、誰にとってもフェアに感じる制度でなくてなはならないこと、そんな制約がついてまわります。この制約をのりこえ、豊かに働く環境を実現するためにもAIが活躍します。人事担当が多様性ある働き方を心から推進できるようになるために、AI活用が必要になります。

      5.兼業人事が増え、採用にも生産性の向上が求められるようになる

      人手不足は人事部門・採用担当も例外ではありません。私のように兼業で採用や人事を担当する担当者や組織が増えていくでしょう。一方で少子化が進む日本における採用のハードルは高くなるばかりです。求職者に自社の魅力を伝えるための訴求・求人原稿を作成することや、採用プロセスにおけるパーソナライズな対応の必要に迫られています。少人数でより高い成果を出す、人事・採用にも生産性の向上が求められています。

      2024年1月に放送された「NHKスペシャル:2024私たちの選択 -AI×専門家による“6つの未来”-」をご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。放送の中でAIと専門家が導き出した2050年の6つの未来を提示しています。加えて、その中でもっともベターだと考えられる「多様性・イノベーション社会」に辿り着くための4つの分岐点が説明されました。興味深いのは、出生率や婚姻率の向上といった分岐点の手前に「賃金の向上・働き方の改善」が置かれている点です。日本にとってより良い未来に辿り着くために、最初に取り組むべきことは「働くを豊かにする」ことなのです。そのために人事担当が担う役割はとても大きく、大切になります。

      #AI活用人事としてリスキリングするための情報をお届けしていきます

      働きやすい環境を作りながら、企業・組織の成長をサポートし、それらのドライバーとなる人材の採用を担う。私自身、このような高い視点を持ちながら少人数で、兼業でも高いパフォーマンスが発揮できる人事になれるようAI活用人事としてリスキリングしていきたいと考えています。そのプロセスや、実際に使って生産性の向上に寄与できたツールの紹介など、このブログでみなさんに共有していく予定です。

      次回はより具体的に「#AI活用人事ブログ」で取り組みたいことやコンテンツ案などを記事にしていきます。これからどうぞお付き合いをよろしくお願いします。

      この記事を書いた人

      #AI活用人事 舟久保(ふなくぼ)

      総合マーケティング会社で23年間、NBメーカーの商品開発・販促企画のアイディア創出のための調査から、クチコミマーケティングの企画・施策実行までの支援を行う。新しいモノが買われなくなるレコノミーの時代の到来を実感し、フィードフォースに加入。ID統合とCDPを活用した人間中心のマーケティングのためのSDL構築と、生活者と企業の新しい生態系「IDeconomics」の実現を目指す。加えて、人事・採用のリスキリングにも挑戦中。

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