
日程調整も、面接官確保も、もう必要ない――。
24時間365日、リアルなデジタルヒューマンが候補者と会話し、動画・文字起こし・評価レポートまで自動生成してくれるAI面接ツール 「People XRecruit」 が注目を集めています。
とはいえ、
「応募者は実際どんな画面を見るのか?」
「“ロボっぽい”違和感はないのか?」
そんな疑問を抱く採用担当者も多いはずだと思います。
本記事では筆者が応募者としてPeople XRecruitで実際に体験面接を受験し、その様子をスクリーンショット付きで体験を実況します。設定手順から面接の雰囲気まで余すところなくお届けします。導入検討の“最後の一押し”にぜひご活用ください。
はじめに ─ AI面接が広がる背景と People XRecruit の特長
近年、採用活動の現場でAI面接ツールの導入が急速に広がりつつあります。
背景にあるのは、以下のような人事のリアルな課題です。
「面接官の質にばらつきがある」
「日程調整や記録作成にかかる工数が大きすぎる」
「応募者が増えても、1人ひとりとしっかり向き合いたい」
こうした課題をテクノロジーで解決するのが、AIを活用した面接支援ツールです。面接の準備・実施・記録・評価を一気通貫で支援し、選考の効率と質を両立させる手段として、多くの企業が注目しています。
そんな中でも今回取り上げる 「People XRecruit」 は、次のような点でユニークな立ち位置を築いています。
People XRecruit の3つの特長

1. デジタルヒューマンによる対話型面接
旧来の静止画・録画型とは異なり、自然なリアクションと問いかけを行う“デジタルヒューマン”が面接官役を務めます。
候補者からは「本物の人間より緊張しない」との声もあり、会話のテンポや雰囲気が圧倒的に滑らか。対話のしやすさが応募体験を大きく向上させています。
2. 24時間オープン型でいつでも面接可能
平日夜間や土日でも、自分の好きなタイミングで面接が受けられます。
現職中の転職希望者にとっては特にありがたい設計であり、人事側も日程調整の必要がなく、手間を大幅に削減できます。
3. AIによる面接体験の向上
どの候補者に対しても、AIが一貫した基準で質問・分析・評価を実施。
面接官の相性や主観に左右されず、採用判断のブレを防ぎます。これにより、選考の納得感と透明性が高まります。
こうした特徴を備えるPeople XRecruitは、「応募者にとって話しやすく、人事にとっても効率的」なAI面接ツールとして、注目度が高まっています。
本記事では、筆者自身が応募者としてPeople XRecruitを実際に体験し、その全体像をスクリーンショット付きでレビューしていきます。
導入前の検討材料として、ぜひ参考にしてみてください。
実際に受けてみた ─ People XRecruitのAI面接を応募者視点でレビュー
面接URLをクリックすると、アカウント登録からスタート
所要時間:2〜3分程度
面接用のURLをクリックすると、まず表示されたのがこちらの画面。
「XRecruitのユーザー登録が必要です」と書かれており、面接には事前のアカウント作成が求められます。

メールアドレスを入力して「新規登録」を押すと、認証メールが送られてきます。
メールに記載されたリンクをクリックすると、基本情報入力画面へ進みます。
続いて表示されたのがこちらの画面です。

登録項目は非常にシンプルです。
姓・名
生年月日(年/月/日)
すべて必須ですが、入力欄は最小限で、個人情報の入力ストレスはほとんど感じませんでした。
登録が完了するとすぐに面接の準備画面へとスムーズに移行する設計です。応募者としては「いったん登録だけ済ませて、面接は後ほど…」という流れになりがちですが、People XRecruitでは一貫した導線が用意されており、テンポよく次のステップに進めるのが魅力的でした。
環境チェックと面接ルームへの遷移
所要時間:1分程度
登録が完了すると、次に表示されるのはカメラとマイクの確認画面です。
ここでは事前に使用するデバイスが正常に動作しているかをチェックします。

ここでは、一般的なオンライン会議ツールと同様に、マイクの入力設定やカメラの映りを確認することができ、操作に迷うことはありませんでした。
いきなり面接が始まるのではなく、こうして事前に自分の環境が問題なく動いているかをチェックできるのは、面接に落ち着いて臨める設計だと感じました。
いよいよ面接開始。デジタルヒューマンと初対面
所要時間:30秒〜1分
環境チェックが完了し「入室」ボタンを押すと、次に現れたのがこちらの画面です。

画面の中央にはスーツ姿のデジタルヒューマンが表示され、まるで本物の面接官のような表情と声であいさつしてくれます。ここでは面接本編に入る前に、「声がきちんと届いているかどうか」の確認を兼ねた発声テストのようなやりとりがありました。
実際に話しかけてみると、AI側からも「声が届いています」といった反応が返ってきて、こちらの音声入力が認識されている安心感があります。
そして何より驚いたのは、デジタルヒューマンの声と表情が非常に自然だったことです。
もちろん「AIであること」はわかるのですが、だからといって不快感や違和感を覚えるようなことは一切なく、むしろ「ちゃんとコミュニケーションが成立している」と感じられるクオリティでした。
いきなり質問が始まるのではなく、こうした声のチェックを含めたウォーミングアップがあることで、応募者としても一呼吸おいてリラックスして本番に臨めるのが印象的でした。
質問内容と回答体験
所要時間:2分間(デモ版)
いよいよ面接本編がスタート。今回は「仕事において大切にしていることは何ですか?」という問いから始まりました。

私は「どんなことにも積極的に挑戦すること」と答えたのですが、その回答に対して、デジタルヒューマンは具体的なエピソードや学びを掘り下げる質問をいくつも投げかけてきました。たとえば、「その経験から得られた教訓は何か?」「今後の仕事にどう活かしたいか?」といった具合で、ただの定型質問ではなく、しっかりと会話を積み重ねるような印象を受けました。
また、右下の「会話履歴」ボタンを押すと、これまでデジタルヒューマンが発言した内容が一覧で表示されます。万が一聞き逃してもテキストで確認できるので、焦らず落ち着いて答えることができます。この点は実際に使ってみてかなり助かると感じたポイントでした。

一方で、少し気になったのは回答中に一瞬でも間を開けてしまうと、それが“回答の終了”と判断されて次の質問に進んでしまうこと。
応募者側としては、自分のペースで言葉を選びながら話したい場面もあると思うので、「もう少し待ってくれると嬉しいな」と思う場面もありました。ある程度スムーズに話せる準備ができていないと、話したいことを全て伝えきれずに終わってしまうかもしれません。
今回のデモ体験は2分という短い時間でしたが、その中でもしっかり深掘りしてくれるAI面接”という印象は十分に感じられました。
面接終了後の画面と体験のふりかえり
面接が終了すると、自動的に以下のような画面が表示されました。

特に操作の必要はなく、結果は後日、登録したメールアドレス宛に送付されるとの案内が出ています。
「マイページ」からは、面接履歴や登録情報の確認も可能なようです。
今回初めてデジタルヒューマンとの面接を体験しましたが、全体を通して非常にスムーズで、途中で混乱するような場面も一切ありませんでした。
中でも印象的だったのは、「人間の面接官とほとんど差を感じない自然さ」です。
表情の動きや声のトーンも想像以上にリアルで、AIと分かっていながらも違和感を抱くことなく会話に集中できたのは、大きな驚きでした。
体験して分かったメリットと注意点
今回、実際に応募者としてPeople XRecruitを体験してみて感じたのは、「これは確かに、新しい選考体験の形だ」ということでした。
まず大きなメリットは、応募ハードルが明らかに下がるという点です。
面接の予約や日程調整が不要で、登録してすぐに面接を開始できる手軽さは、特に現職中で忙しい求職者や「とりあえず受けてみたい」といったライトな動機の応募者にとって非常にありがたい設計です。
また、質問内容が一貫している点も魅力のひとつでした。
デジタルヒューマンは、用意された質問テンプレートと生成AIによる応答補助をもとに進行しているため、面接官によるバラつきがなく、候補者同士の評価軸がブレにくい構造になっています。これは特に大量採用や初期スクリーニングにおいて大きな利点になると感じました。
一方で、注意点もあります。
実際に話しているとき、少し間をあけるとそのタイミングで回答が終了したと判断され、次の質問に進んでしまうことがありました。
「考えながら話したい」「ゆっくり説明したい」というタイプの候補者にとっては、若干テンポが早すぎると感じるかもしれません。
また、当然ながらインターネット通信を前提とするため、通信環境によっては映像や音声が乱れるリスクもゼロではない点には留意しておく必要があります。
People XRecruit がフィットしやすい企業タイプとは?
People XRecruitは、どんな企業に向いているのか――。体験してみて、以下のようなシーンでの活用が特に効果的だと感じました。
まず、応募者が多く、初期選考を効率的に行いたい企業には非常にマッチすると思います。たとえば、新卒採用や大量のエントリーが発生する大企業・メガベンチャーなどでは、書類選考だけでは見えない人柄やポテンシャルを掘り下げる“0次面接”として活用できます。
また、地方採用や夜間・週末対応が求められるポジションでも強みを発揮すると思います。地方や多拠点展開の企業、あるいは副業・時短勤務希望者との面接など「通常の営業時間に対応が難しい場面」で、24時間いつでも面接可能な仕組みは大きな武器になります。
加えて、スタートアップや成長中の企業で「少人数でも効率よく、ブレなく面接したい」といったケースでも、People XRecruitは強力な支援ツールになり得ます。
おわりに
今回、応募者の立場からPeople XRecruitのAI面接を体験してみて感じたのは、「テクノロジーによる選考の進化が、すでに“実用レベル”にある」ということでした。
デジタルヒューマンとの面接は、当初の想像よりもずっと自然で、どこか不思議な安心感すらありました。短時間のデモながら、対話の深さや評価の一貫性といったAIならではの利点を実感できる場面も多く、単なる“自動化”というより、「応募者にとってもフレンドリーな面接体験」が設計されていることが伝わってきました。
もちろん、通信環境や話し方のテンポなど、AIならではの注意点もありますが、それを差し引いても「この形式がスタンダードになる未来」はそう遠くないのではないかと感じさせられます。
「たくさんの応募者と出会いたい」「面接の質を標準化したい」「時間も手間もかけられない」
そんな採用現場の悩みを持つ企業にとって、People XRecruitは間違いなく検討に値するツールです。この記事が、導入を迷っている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
この記事を書いた人

#AI活用人事 八百(やお)
2020年に新卒で株式会社フィードフォースにデータサイエンティストとして入社。自社プロダクトの成果改善のための分析業務に従事。その後、生成AIを活用した新規事業開発に携わるようになり、現在はAIを活用した求人原稿作成サービス「求人IQ」の開発を実施している。












