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導入事例インタビュー
1年でCPAが半分以下に改善!Criteo・Facebookなどダイナミック広告の成果も好調。アットホームの広告運用チームがインハウス化に成功した理由とは
アットホーム株式会社 オンラインメディア事業部
鈴木 正次 様、米山 正泰 様、瀧澤 一史 様
アットホーム株式会社
https://www.athome.co.jp/
1967年創業。不動産情報サービス業のパイオニア。全国42箇所に事業所を構えるほか、不動産ポータルサイトを通じて、不動産に関する広い情報提供や、消費者と事業者のマッチングを行う。加盟する不動産会社は約58,000店。
広告運用をインハウスに切り替えてからCPAが半分以下に改善したアットホーム株式会社の鈴木様、米山様、瀧澤様に、インハウス化大成功の理由、スピード感を生む広告運用体制、dfplus.ioを使ったデータフィード管理方法について伺いました。(以下敬称略)
目次
広告運用のインハウス化で、CPAが半分以下に改善!
自社運用への切り替えが大成功した理由とは
追客施策としてCriteo・Facebookダイナミックを高く評価
わかりやすいUIで、前任者からの引き継ぎもスムーズに
ユーザーのニーズに寄り添ったサービスを提供する
広告運用のインハウス化で、CPAが半分以下に改善!
―はじめに、お三方のご担当について教えて下さい。
鈴木: はい。我々はアットホームのWeb広告運用を行うチームで、米山が新築マンションの広告運用、瀧澤が不動産売買の広告運用をそれぞれ担当しています。私鈴木は全体をまとめる立場です。
米山様ご担当:アットホーム 新築マンションPLEASE
https://www.athome.co.jp/mansion/shinchiku
瀧澤様ご担当:売買(マンション、戸建て、土地)
https://www.athome.co.jp/buyall/
―広告運用に関しては、代理店運用からインハウス運用に切り替えられたとのことですが、その背景や経緯について教えて下さい。
鈴木: 背景としては、Web広告を10年前くらいからやってきて、ノウハウや情報が社内に蓄積されてきたことと、今はどの媒体も自動化が進んで、人の手がかかる部分が少なくなってきたことが挙げられます。
そういった状況を考えたときに、
代理店に運用をお願いするよりも、自社内でやったほうがコストダウンできる、という判断をして、インハウス化に踏み切りました。
―コストダウンの他にもインハウス化してよかったポイントはありますか?
鈴木:
広告の獲得効率が大幅に改善したことです。不動産売買サイトに関して言うと、前年と比べたときにCPAが半分以下になっています。
もう、比じゃないくらいの改善ですね。
米山: 新築マンションサイトでも、同じく前年比でCPAが半分くらいになっています。
―CPA半減はおっしゃるとおり比じゃないですね…!
自社運用への切り替えが大成功した理由とは
―ずばり、インハウス化の大成功につながった要因はどこにあるのでしょうか?
鈴木: コロナの影響で、今まで店舗に直接訪れていた方が、オンラインで不動産を探すようになった、という外部環境の変化が考えられます。それ以外の要因で言うと、やはり、
自社運用に切り替えたことで施策改善のスピードや頻度が上がった、
ということが挙げられるかと思います。
―詳しくお聞かせください。
鈴木: インハウス運用になってから、社内の広告に対する透明性が上がりました。今は広告の定例ミーティングを毎朝行っているのですが、
前日までの数値を集計し、情報を共有しながら、「ここの数値がこうだから、こうしよう」「こうしたほうがもっと良くなるんじゃないか」という話がデイリーで出来るようになったんです。
代理店さんにお願いしていたときは、定例はどうしても週1回くらいの頻度でした。それと比べると、改善を行うスピードは格段に上がっています。
米山: トライアンドエラーがやりやすくなったというのもありますね。自社運用の場合、あくまで責任は自分たちにあるわけですから、PDCAのサイクルが素早くまわるようになりました。
トライアンドエラーのサイクルが回しやすく、かつ速くなったということが、結果につながっていると思います。
鈴木: そういった体制が整ったことで、
広告
主の視点だからこそ出てくる考えやアイデアをダイレクトに反映できるようになった、
というのは大きいですね。
とはいえ、
「どの企業でもインハウス化すれば必ずうまくいく」というわけではないと考えます。
アットホームの場合、私と米山は広告に携わってきた年数が長く、アカウントや成功施策についてある程度わかっていましたので、そういった属人的な要因がプラスに働いた面もあると思います。
米山: そうですね。当然ですが、代理店さんは広告運用のプロなので、一気通貫でお任せしたほうがうまくいくというケースもあるのかな、と。
―なるほど。透明性の高い運用体制と、広告運用の知見がある人材が揃ってこその成功、ということですね。
追客施策としてCriteo・Facebookダイナミックを高く評価
―アットホーム様はTVCMなども放映されていますが、そういった広告全体の中での、ダイナミック広告の評価について教えて下さい。
鈴木:
TVCMや検索をきっかけにサイトを訪問した人への追客施策の一つ、という位置づけで捉えています。効果は非常に良いです。
瀧澤: 不動産売買サイトでは、Criteoを特に重視していて、獲得効率が良いのはもちろん、数が多くとれるという部分を評価しています。
米山: やはり、獲得数はCriteoが一番大きくなってきますね。新築マンションサイトでは、Facebookダイナミック広告の成果もなかなか良く、首都圏エリアの広告に限った場合、効率・獲得数の面でCriteoに勝っています。
CriteoとFacebookダイナミック広告は、どちらもリターゲティング広告で、種類としては一緒なのですが、
データフィードの仕様がそれぞれ違うので、その部分でdfplus.ioに助けられています。
―dfplus.ioを実際に使っていただいた感想はいかがでしょうか?
鈴木: 必要なデータを柔軟に作成できる部分が強みだと感じています。
商品データの開発には時間がかかるので、できれば一回開発したものを使いまわしたいんです。
dfplus.ioを使えば、開発を挟むことなく、ひとつの商品データを元に複数のデータフィードを作成することができます。
新規媒体を始める場合や、フィードの内容に変更を加える場合も、ツール上で調整するだけでいいので、便利です。
米山: 個人的な感想としては、設定の自由度が高いな、と感じました。使っているうちに、「フィードを使ってこういうことも出来そう」というアイデアが湧いてきましたね。
たとえば、dfplus.ioを導入してから「エリアごとにパラメータを出し分ける」といった改善を行っています。それまでは媒体につき1つしかパラメータを設定できていなかったのですが、この施策を行ったことで、成果がより正確に把握できるようになりました。
わかりやすいUIで、前任者からの引き継ぎもスムーズに
―ありがとうございます。瀧澤様はいかがでしょうか。
瀧澤: 私の場合、インハウス運用が始まった当初からチームにいたわけではなく、途中で前任者から業務を引き継いだ、という経緯があります。
それまで広告運用の経験はなく、フィードの知識もなかったので、すこし不安な面もありましたが、dfplus.ioのUIがわかりやすかったこともあり、スムーズに引き継ぐことができました。
実際に操作してみて、設定画面が非常にシンプルで、「次に何をやったらいいか」というのが直感的に理解できる作りになっているな、と感じました。まず最初にマスターデータがあって、それを媒体ごとの仕様に合わせて加工して、データフィードを作成する、という基本的な流れが非常にわかりやすかったです。
その他にも、dfplus.ioの機能を使って、「駅から徒歩◯分」などの情報と、間取りの情報をかけ合わせたテキストを説明文に表示させる、という改善を行ったりしています。
―使いこなしていただけているようで非常に嬉しいです!
ユーザーのニーズに寄り添ったサービスを提供する
―最後に、アットホーム様の今後の展望についてお聞かせください。
鈴木: アットホーム全社として、
「時流にあった探し方やサービスを提供していく」
という姿勢があります。今はオンラインで物件探しをする人が増えていますので、たとえばオンライン内見の仕組みを整えるなど、ニーズに合わせ、ユーザーに好まれるサイト作りを検討していきます。
時流の変化や、ユーザーのニーズの変化に寄り添ったサービスを提供していきたいです。
その一環として、ユーザーの声を調査して作った「お部屋探しアプリ」というサービスがあります。これはスマートフォン向けアプリなのですが、
「ユーザーの意見をすべて反映する」というコンセプトで開発されました。
なので、例えばカップルが「気に入った物件の情報をメッセージなどでやり取りすると通常の会話に埋もれてしまう」という困りごとを聞いて、その課題を解決するためトーク機能を搭載するなど、
通常のアプリや不動産ポータルサイトとはまったく違う部屋の探し方ができます。
ぜひダウンロードして、確かめてみてください。
「アットホームであった!」お部屋探しアプリ
https://www.athome.co.jp/service/app/
―鈴木様、米山様、瀧澤様、本日はお忙しい中ありがとうございました。
※この事例の内容は、2021年2月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。
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