導入事例インタビュー

本気でEC注力したいクライアントの期待に応える。「指名検索と同等の売上」に繋がるデータフィード広告の実施にあたり、AZが乗り越えたハードルとは

株式会社AZ デジタルマーケティング事業部 副部長 亀井 秀介 様
  • 株式会社AZ
    https://azkk.co.jp/
    運用型広告代理事業、デジタルマーケティングコンサルテーション事業、インハウス支援事業、e-Sports事業を提供する。大阪市に本拠地を構え、Web広告に関するコミュニティを主催するなど、関西エリアを中心に広告業界の最前線をリードしている。
ECシフトが急速に進みつつある昨今。データフィード広告が持つインパクトや、顧客の期待に応えるために取り組んでいることなどについて、株式会社AZ デジタルマーケティング事業部 副部長 亀井 秀介 様にお話を伺いました。

「広告経由売上はどこまで伸ばせる?」高まるECへの注力度

―亀井様、本日はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございます!
はい。よろしくお願いいたします!
―AZ様は広告代理事業を中心に幅広い事業を手掛けていらっしゃる印象ですが、亀井様のご担当はどのような部分ですか?
はい。弊社の事業は大きく「コンサルティング」と「デジタルマーケティング事業」「e-Sports事業」の3つに別れています。私の業務範囲としては「デジタルマーケティング事業部」において、「運用型広告」と言われる Google、Yahoo! 、Facebook、Criteoなどの広告運用の代理を担当しています。
―広告運用代理事業のクライアントは、どのような企業が多いのでしょうか。
複数商品を展開するようなeコマース事業者様が多いです。その中でも特にアパレル業界やギフト、飲食といった業界が多いです。
―新型コロナウィルス感染症の影響など、ここ最近で感じたクライアント様のニーズの変化などはありますか?
そうですね。ECへの注力度は間違いなく上がっていると感じています。やはりコロナの影響は強く、「実店舗で上げることが難しくなった売上をECでどれだけ補えるか」という課題感は皆様持たれていると実感しています。

広告に関して言うと、クライアント様によく訊かれるのは「広告予算を投下できる限界はどれくらいで、その場合返ってくるリターンはどのくらいなのか?」というご質問です。「ROASが極端に悪化しすぎない範囲で、可能な限りECで売上を補いたい」というご相談もあります。

他にも、今まで実店舗に使っていた予算をECに持ってくるお話や、オンラインからオフラインでの行動を促すO2O施策のお話などをよくいただきます。ECへの注力度・本気度が高まっていると感じる機会は多いです。

ブランド指名検索と同等。データフィード広告が売上にもたらすインパクト

―ECへの注力が進む中で、運用型広告全体に対するデータフィード広告の位置付けについては、どのようにお考えですか?
売上に直結する部分なので、基本的にはメインで注力しています。
ECのクライアント様の場合、広告配信量の内訳が、「データフィード広告が5割」「ブランド指名検索が3割」「その他が残り2割」といった割合のお客様が多いです。
―かなりの割合を占めていますね!それはブランドの知名度に関わらず、ということでしょうか。
そうですね。
たとえば、認知度があるアパレルのクライアント様であっても、指名検索とデータフィード広告を比べた時に、売上は同じくらいか、むしろデータフィード広告の方が上回ることもあります。それくらい売上へのインパクトが大きいので、外せない施策です!

カートシステム連携でフィード作成のハードルがゼロに

―今回、dfplus.ioを導入されるに至った背景を教えて下さい。
最初のきっかけは、futureshopとの連携機能でした。
あるお客様にデータフィードを使った広告を提案する際に、自力でデータフィードを作成することに費用・時間などの面で課題がありました。
そこでfutureshopとの連携機能があることを知り、自力でデータフィードを作成するよりも、早く手軽に作成ができるだろうと思い導入を決めました。

その後、実際に使ってみて、カートシステム連携以外の機能も凄く便利で使いやすいことがわかりました。現在は他の案件のデータフィードも dfplus.io に移して管理しています。

そもそも、「データフィードを用意する」という部分には大きなハードルがあると感じていました。データフィードを一から開発しようとするとかなり時間がかかりますし、それを待っている間、当然ですが広告は配信されません。そういった状況を解決する手段として、ツールは有効だと思います。カートシステムとの連携は、そのわかりやすい例ですね。データフィード作成のハードルがゼロになって、スピーディに広告配信を開始できます。

「アパレルの商品は季節で出し分ける」 戦略的なデータフィードの使い方

―dfplus.ioのツールとしての使い勝手はいかがでしょうか?
「めっちゃいいな」と思っています。

何よりも、挙動が速いのがいいですね。機能とはまた別の話ですが、とても重要なことだと考えています。「自分の操作が即時に反映される」「待機時間が短い」ということは、仕事の道具として評価する上でかなりプラスです。

機能面でいうと、「商品ごとの出し分け」「title改善」などの素早く簡単に改善施策が行えることです。
アパレルのクライアント様ではよく「MD(マーチャンダイジング)に合わせた広告配信をしましょう」というご提案をさせていただきます。
たとえば秋冬なら、「アウターの商品の配信を強化」「逆に薄手のTシャツは売れにくいので配信を抑制」などの調整を行います。

そういった時にも、dfplus.io のルール機能を使って、例えばカテゴリの商品「Tシャツ > 半袖」の商品をまとめて処理することで、簡単に商品の出し分けが出来ます。アパレルにおいて、季節が売上に与えるインパクトは大きいので、こういった施策が手軽に出来る*のは嬉しいです。

媒体側の入札調整やMerchantCenterでも出来るといえば出来るのですが、媒体ごとの管理が複雑になります。

dfplusioは、柔軟に施策を実行したり、その管理がやりやすいと感じています。
―広告運用の戦略のひとつになれていることがわかり、嬉しいです。
* dfplus.ioなら、ルール機能を使って、商品の出し分けやタイトルの改善など、柔軟にデータフィードの最適化を行うことが出来ます。詳しい資料はこちら

今後について:ポストクッキーに向けた対応

―亀井様の今後の展望についてお聞かせください。
そうですね。やはり、ITP や Cookie制限など、個人情報保護の動きへの対応は優先的に取り組んでいます。

個人を特定するリターゲティングなどは、少なからず影響を受けると言われています。2022年の日本における個人情報保護法の改正に向けて、「ポストクッキー」に向けたマーケティング施策について、情報のキャッチアップや施策も既に実装・開始するなど今後も注力していきます。

データフィードの活用に関しても、まだまだこれからというところではあるので、今後さらに活用できるよう取り組んでいきたいですね!
―個人情報保護に関しては、弊社からも、継続的な情報共有という形でお力添えできればと思います。

―本日はありがとうございました!
※この事例の内容は、2020年10月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。