導入事例インタビュー

タイトル改善で Google ショッピング広告のクリック数が 220% に増加!
Shopify で展開するデザイナーズブランド 「MURRAL」の dfplus.io 活用事例

株式会社CEORY
田中 千晶 様、工藤 嶺 様
タイトル改善で Google ショッピング広告のクリック数が 220% に増加! Shopify で展開するデザイナーズブランド 「MURRAL」の dfplus.io 活用事例
  • 株式会社CEORY
    https://ceory.jp/
    次世代ファッションブランドのコングロマリット経営や、ブランドトランスフォーメーションによる新規事業を展開。「ブランドビジネスを通じてクリエイティブなヒト・モノを創る」をミッションに、「MURRAL」や「Audire」などを運営している。
株式会社CEORY は「ブランドビジネスを通じてクリエイティブなヒト・モノを創る」をミッションに、
「MURRAL」や「Audire」など複数ブランドを展開。
「MURRAL」では、メインチャネルである自社サイトをさらに強化すべく、Google ショッピング広告と Meta 広告を
実施しています。dfplus.io でタイトルなどの改善を行った結果、
Google ショッピング広告のクリック数が 220% に大幅アップしたほか、
CV や ROAS が安定するなど嬉しい変化が見られたようです。
マーケティング担当の田中様・工藤様に、広告戦略や、実施したフィード改善とその効果について詳しく伺いました。
田中 千晶 様
マーケティング統括
「MURRAL」が株式会社CEORY に事業譲渡されたタイミングでジョイン。現在はマーケティングを含めた EC サイト運営などを担当。
工藤 嶺 様
デジタルマーケティング担当
2024 年 4 月にマーケターとしてジョイン。Web 広告を担当。

デザイナーデュオから生まれた次世代ブランド「MURRAL」

―まずは、株式会社CEORY の事業内容についてお聞かせください。
田中:ファッションブランドのコングロマリット経営とブランドトランスフォーメーションによる新規事業を展開しています。前身企業から引き継いだ「MURRAL」や日本テレビアナウンサーと共に立ち上げた「Audire」など 4 つのブランドを展開しています。

“次世代ブランドのプロデュースカンパニー” として、長く愛されるブランドを増やしていきたいと考えています。
—「MURRAL」について詳しく教えていただけますか?
田中:2013 年に、村松祐輔と関口愛弓のデザイナーデュオにより発足したブランドです。“平凡な日常に少々のドラマチックを” をコンセプトに、蕾や水滴といった日常に溢れる題材を落とし込んだ特徴的なアイテムをお届けしています。

自社サイトは立ち上げ数年で売上の 7 割を占める主力チャネルに

—次に「MURRAL」のマーケティング戦略について教えてください。
田中:毎シーズン(春夏 / 秋冬の年 2 回)開催するファッションショーで新作を発表し、その後、生産・販売を開始しています。

同じタイミングで、MURRAL の世界観やコレクションを堪能しながら、商品のフィッティングや購入ができる「Salon de MURRAL」を定期開催しているほか、全国の百貨店やファッションビルで POP UP ストアを展開しています。

ほかには、セレクトショップや ELLE SHOP、自社サイトでも販売しています。
—複数のチャネルを展開されているのですね。各チャネルはどのように棲み分けていますか?
田中:「Salon de MURRAL」は予約制なこともあり、熱量の高いリピーターの方がメイン層です。一方 POP UP ストアはブランドの認知獲得や、ブランドを知っているものの購入に至っていない方へのアプローチとして活用しています。

とはいえ、お客様をチャネルごとに切り分けるのではなく、認知、興味・関心、検討層などセグメントごとに細やかにできることを考え、実行しています。

また、オフライン / オンラインの両方で販路を持っていますが、それらを分断させず、両輪で取り組む必要があると考えています。例えば、最近効果を感じているのが、芸能人の方がドラマなどで着用したものをまとめたサイトからの流入です。ここを強化するには、撮影の貸出に注力する必要があります。

このように、チャネルや、オフライン / オンラインで分けない、横断的なマーケティング戦略が求められていると感じています。
—特に注力しているチャネルはありますか?
田中:自社サイトですね。コロナ禍を受けて、それまでのセレクトショップへの卸中心から、自社サイトに注力する方向へ転換したタイミングで立ち上げました。立ち上げから 3、4 年で、総売上の 7 割を占める主力チャネルへと成長しましたが、今後さらに強化していきたいと考えています。
MURRAL 公式オンラインストア (https://murral.jp/)
MURRAL 公式オンラインストア (https://murral.jp/

Google ショッピング広告は、ブランド指名とドレス需要で効果を実感

—自社サイトのカートシステムに Shopify を採用された理由を教えてください。
田中:サイトを立ち上げたのが、国内の EC カート業界で Shopify が盛り上がっていたタイミングで、UI が使いやすく、融通が利きそうだったからです。

アプリを使えば、タグの埋め込みなしで簡単に各広告媒体へ連携でき、Shopify で良かったと感じています。
—集客には何を活用されていますか?
田中:先ほどお話しした POP UP ストアのほか、SNS や YouTube、Web 広告を活用しています。SNS は Instagram と X(旧 Twitter)、LINE を、Web 広告は Meta と Google を実施しています。
—Meta と Google 広告を実施されているとのことでしたが、それぞれの目的や予算配分について教えていただけますか?
田中:Meta:Google=8:2 の割合で予算を割いています。Google のノウハウが少なかったため、以前から注力していた Meta に予算を寄せていたのですが、工藤もジョインしましたし、ここから予算を増やして強化していきたいと考えています。

Google ショッピング広告については、指名検索でしっかり面を確保するというのが主な目的です。P-MAX も気になっているのですが、予算や配信先がコントロールできないなどいくつか懸念もあるので、まずは確実にニーズが見込める Google ショッピング広告のみを実施しています。

指名検索以外では、「結婚式 ドレス」などでも流入があります。最近は、参列者だけでなく、花嫁様が着用したり、演奏家の方が舞台衣装として購入されるケースも増えてきています。そのようなニーズに対しては、「デザイナーズ」などのキーワードで、人と被らないという魅力を広告で訴求できるといいのではないかと考えています。
株式会社CEORY マーケティング統括 田中 千晶 様

代理店のすすめで dfplus.io を導入。「低コスト × スピーディーに配信開始できた」

—Google ショッピング広告の配信に dfplus.io を活用いただいていますが、導入のきっかけを教えてください。
田中:コンサルティングを依頼した広告代理店から、dfplus.io を紹介されたのがきっかけでした。それまでは、商品データを広告用にアレンジするという考え方がありませんでしたが、提案内容が素晴らしく、信頼できる代理店さんだったので、「MURRAL」で dfplus.io を導入することにしました。
—なかなかイメージしにくいツールですよね。導入されてから配信開始まで、いかがでしたか?
田中:Shopify 限定のスタータープランは試しやすい価格なこともあり、時間をかけずに導入を決めることができました。
また、Shopify との連携が非常にスムーズでした。基本的な操作についてはサポートしていただきましたが、初期設定や配信までの作業コストが小さかったので、ほかの業務で忙しい中でもスムーズに配信開始にこぎつけることができました。
—使い勝手についてはいかがでしょうか?
田中:使いやすいです。まだ使いこなせていないのですが、もっと色々なことができそうな感じがしています。

工藤:UI が見やすいと感じています。ルール機能で商品データを広告用に最適化しているのですが、複数のルール(条件式)が必要になる設定は「対応表」機能なら一括で処理できるなど、使い勝手がよい印象です。
株式会社CEORY デジタルマーケティング担当 工藤 嶺 様

タイトル改善でクリック数 220% を実現!CV・ROAS が安定するなど嬉しい変化も

—実際に dfplus.io で行っているルール設定を教えてください。
田中:商品データにないが Google Merchant Center の仕様で必須とされている項目を、一括で代入するルールをいくつか設定しています。「ブランド[brand]」や「年齢層[age-group]」に固定値を入れたり、Shopify のメタフィールドを活用して「色[color]」に入れる値を設定したりしています。

代理店さんからのアドバイスで、「タイトル[title]」の英語表記をカタカナにするなどの最適化も行いました。
— いろいろな改善・最適化をされたんですね。タイトル改善によって広告成果に変化は見られましたか?
田中:はい。需要が同程度の時期と比べてクリック数が 160~220% と増加したほか、毎日安定して CV が発生するようになりました。以前は Google ショッピング広告経由の購入は日によってばらつきがあったので、嬉しい変化です。予算を増やすことも検討しています。

その他の指標についても、購入数が 110~120% に増加したり、ROAS が安定したりといった効果が見られました。

工藤:フィードの情報を充実させたことで、例えば結婚式や演奏会用のドレスを探しているような比較・検討層のユーザーへのリーチが効率的になったことが、成果改善に繋がっていると思います。

Web 広告を強化し、目指すは “越境” と “店舗展開”

—最後に、ブランドとしての今後の展望やマーケティング戦略について教えていただけますか?
田中:ブランドとしては、”越境” と “店舗展開” が大きな目標です。

そのためにも、Web 広告は強化していきたいですね。手が回っていないことがまだまだあるので、まずはそこを押さえつつ、メンバーも増えたので、より応用的・積極的に活用していければと考えています。
その中では、新たな広告媒体の実施も視野に入れています。dfplus.io は Google 以外にも多くの魅力的な媒体に簡単に連携できるので、少しずつ活用の幅を広げていきたいです。
※この事例の内容は、2024 年 4 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。