導入事例インタビュー

自社サイト成長のカギは
媒体 × ブランドごとの細やかな広告戦略と充実のデータフィード設計にあり!
Shopify でアパレルブランドを展開する
「夢展望」の dfplus.io 活用事例

夢展望株式会社
河端 宏明 様、渡辺 治人 様
自社サイト成長のカギは媒体 × ブランドごとの細やかな広告戦略と充実のデータフィード設計にあり!Shopify でアパレルブランドを展開する「夢展望」の dfplus.io 活用事例
  • 夢展望株式会社
    https://www.dreamv.co.jp/
    "かわいい"を追求する女性のための高感度ファッションサイト「夢展望」を運営。1998 年の創業時から PC およびモバイルでの通信販売に特化して事業を展開している。個性的なものからカジュアルファッションまで、10 以上のブランドを扱う。
  • 株式会社Roseau Pensant
    https://roseaupensant.jp/
    「価値の創造と提供により、"人が行動する機会"を世界で最も創り出す企業となる」をビジョンに、ビジネス戦略及びマーケティング領域において統合的なソリューションを提供。各専門チームを揃え、事業戦略から実装支援まで一気通貫で多くの有名企業・ブランドのビジネス拡大に貢献している。
株式会社夢展望は「"かわいい"を追求する女性のための高感度ファッション」をコンセプトに、創業からオンラインのみで衣料品や靴の販売を行っています。現在は Shopify で構築した自社サイトの "メインチャネル化" を目指し、10 以上の広告・サイト改善の媒体を活用しています。
夢展望の渡辺様・河端様と、広告運用を担当されている Roseau Pensant の川村様に、両社が二人三脚で取り組む、ブランドの特性を活かした広告戦略や媒体ごとのフィード最適化施策について伺いました。
渡辺 治人 様
夢展望株式会社
営業部 マーケティング 店舗運営マネージャー
アパレルメーカーにて卸営業や EC の立ち上げ、OEM を経験。
2020 年に夢展望にジョイン後、EC の立ち上げと広告運用を担当。
現在は主にブランド企画や商品企画に従事している。
河端 宏明 様
夢展望株式会社
営業部マーケティングチーム店舗統括マネージャー
夢展望にてカメラマンとして従事したのち、現職。
全ての店舗(自社サイト・モール)の管理を担当している。
川村 聡 様
株式会社Roseau Pensant
デジタルマーケティング部 部長
2012 年の創業時から中心メンバーとして携わり、広告事業の立ち上げを行う。
現在は EC ユニットとエージェンシー事業部の責任者を務める。

創業から販売チャネルは EC のみ。唯一無二の世界観で成長を続ける、夢展望のサイト戦略とは

―株式会社夢展望の事業についてお聞かせください。
河端)「"かわいい"を追究する女性のための高感度ファッションサイト」をコンセプトに、衣料品・靴、雑貨のインターネット販売と、玩具・雑貨等の OEM 及び生産管理を行っています。
—EC サイトでのみ販売しているのでしょうか?
河端)はい。1998 年の創業時から EC サイトだけで展開しています。現在は、自社サイト(夢展望 公式オンラインストア)と、ZOZOTOWN や楽天市場などのモール、合わせて 6 つの EC サイトで販売しています。
—どのように複数のサイトを管理されているのですか?
河端)EC の専業が長いので、システマティックに管理できる体制が整っています。商品部が基幹システムに商品情報を登録すると、各 EC サイトに自動で連携されるようになっています。在庫についても、全店連動して管理しています。
夢展望 公式オンラインストア( https://dreamvs.jp/shop )
夢展望 公式オンラインストア(https://dreamvs.jp/shop
—6 サイトで販売しているとのことですが、自社サイトと各モールの役割はどのように考えているのでしょうか?
河端)モールは認知を広げることを目的としています。トラフィックが多い週替わりのセールやメルマガに出して、露出を広げるようにしています。

モールでの販売は好調ですが販売手数料がかかるため、自社サイトをメインの販売場所にするべく、試行錯誤しているところです。

例えば ZOZOTOWN で商品を見た方が公式サイトにも訪れて比較した際は、自社サイトを選んでいただけるよう価格差をつけるなど、自社サイトが最もお買い得になるように販売戦略を徹底したり、顧客の購入体験が良くなるよう公式アプリを用意したりといった工夫をしています。
夢展望株式会社 河端 宏明 様

認知拡大からリターゲティング、サイト内改善まで。10 以上の媒体を使い分け、自社サイトをメインチャネルへ

—自社サイトの集客施策を教えてください。
河端)Google(リスティング広告、P-MAX)、Yahoo! リスティング広告、Criteo、RTB House、LINE ショッピング、Meta(Facebook/Instagram)とアフィリエイトを実施しています。一部ブランドでは Pinterest や TikTokも活用しています。

広告以外ではサイト内の利便性や回遊率アップに効果的な awoo AI も導入しています。
—非常に多くの広告媒体を活用されていますね。それぞれの目的や施策について詳しく教えていただけますか?
河端)最も注力している Google P-MAX は、新規獲得を目的としています。以前はショッピング広告を配信していたのですが、パフォーマンス・ボリュームともに P-MAX の方が良かったので切り替えました。

Meta Advantage+(Facebook/Instagram)は、ブランド認知や新規獲得を目的に運用しています。年齢層が比較的高いブランドはオーガニック流入が多く、認知獲得の効果を実感しています。

Google と Yahoo! のリスティング広告は新規・既存両方の獲得を、Criteo と RTB House はリターゲティングや既存顧客の再訪を促す目的で活用しています。
—Roseau Pensant さんは、夢展望さんの広告運用を担当されて長いそうですね。
河端)5 年ほど前から、自社サイトの広告全般について、戦略の立案や運用をお願いしています。週次でレポートをしてもらったり、月 1 回の定例会議で運用の提案をいただいたりしています。また、新ブランドをどのように打ち出すかや、購入歴があるが最近離れているお客様にどうアプローチするかもご相談しています。

川村)夢展望さんにはスムーズに様々なデータを開示頂き、非常に助かっております。例えば、顧客属性データや新規・既存の獲得比率などのデータを活かし、プランニングに役立てております。
夢展望株式会社 渡辺 治人様

ルール機能で商品データをフル活用! Roseau Pansant による充実したデータフィード設計とは

—データフィードの設計で意識されていることはありますか?
川村)夢展望さんがフィ―ドの構成要素になる商品データを豊富に提供してくださるので、dfplus.io のルール設定や補助マスタデータなどを使って、それらを最大限データフィードに反映しています。ルール数は一般的な EC よりかなり多いと思います。
— 例えばどのような設定をされているのですか?
川村)Shopify のタグを活用して広告配信を止めるブラックリストを作成したり、補助マスタデータで追加した商品データを活用して、カテゴリを細かく設定したりしています。

夢展望さんの強いブランド特性を活かした最適化も行っています。
— 詳しく教えてください。
川村)夢展望さんが展開しているブランドは、ニッチなコンセプトで 10~20 代向けに展開しているものと、カジュアルファッションを扱うものに大きく分けられます。

前者は SEO に強く、例えば「量産系」「地雷系」「ギャル服」などの一般キーワードでかなりの CV があります。一般的なアパレルでは、ブランド名などの指名キーワード以外でパフォーマンスを上げるのは難しいです。夢展望さんが一般キーワードで成果を出せているのは、特定のコンセプトに特化し、コアなファンがついているからこそだと思います。

この強みを活かせるよう、例えば Google ショッピング広告ではブランドごとに title や description に入れるキーワードを最適化し、より成果が出やすいクリエイティブにしています。また、Criteo は「product_type」項目にブランドを入れるなど、ブランドによるレコメンドが効くよう設定しています。
—ブランド特性以外にも最適化をされていることはありますか?
川村)Google ショッピング広告や Criteo は物撮りの画像を使用していますが、Facebook・Instagram ではより着用イメージが湧く着画に変更しました。画像の変更前後で CTR が約 2 倍になる効果が見られました。
株式会社Roseau Pensant 川村 聡様

決め手は " カスタマイズ性 " とサポート体制。dfplus.io がデータフィード施策の後押しに

— 夢展望さんのデータフィードは完成度が高い印象ですが、細かな最適化をされているからなんですね。dfplus.io を導入したきっかけを教えて下さい。
川村)弊社が広告運用を引き継ぐ前は DF PLUS(データフィードの作成代行サービス)を利用していましたが、コストを抑えられることと、代理店として柔軟に施策を実行できることから 、セルフサーブ型の dfplus.io に乗り換えました。リプレイスの際に他社のフィード管理ツールも検討しましたが、dfplus.io が最も安定性があったので、導入を決めました。Google、Criteo、Meta、RTB House、LINE、awoo AI のフィード連携に dfplus.io を利用しています。
—使い勝手はいかがですか?
川村)UI がわかりやすくて助かっています!また、気軽に相談できる場をつくってくださったり、弊社に新しい社員が入ったタイミングでデータフィードの講習会を開いてくださったり、改修ポイントを実現してくださったりと、サポート体制がしっかりしているのが有難いです。
—Shopify には Google や Meta など各媒体の無料公式アプリがあるなか、なぜ有料の dfplus.io を利用されているのでしょうか?
川村)カスタマイズ性が圧倒的に違うからですね。夢展望さんがお持ちの商品データをしっかりデータフィードに活かすには、柔軟に作成できる環境が必要です。

複数媒体の活用についても、dfplus.io はフィードの追加費用が抑えられるので費用対効果がよいのも理由のひとつです。

データフィード広告を越境の足がかりに。

—最後に、今後の事業やマーケティング戦略についてお聞かせいただけますか?
河端)事業全体では、気候変動で四季の差が少なくなり、服が売れにくくなっていることから、服以外の雑貨やデジタルコンテンツを広げていくことを検討しています。

マーケティングに関しては、メインのブランドを海外のお客様にも販売したいと考えています。海外のお客様からの需要が高まっているので、ビジネスチャンスと捉えています。

そのために、データフィードを使った広告を海外でも配信できるようにしていきたいです。
ーその実現に向けて dfplus.io に期待することがあれば教えてください。
川村)より様々な情報、例えば他ツール経由の購買情報をもとに計算したスコアをデータフィードに繋げられると嬉しいです。今も補助マスタデータで複数のデータを結合することはできますが、よりスピード感をもって操作できるような仕組みがあるといいですね。

また、3rd Party Cookie 廃止の話もあるので、AI を使った自動最適化機能があったら魅力的です。例えば、成果が出やすい広告キーワードを AI が分析して「○○カテゴリの商品には××というトレンドのキーワードを自動挿入する」といったイメージです。 dfplus.io の活用目的がぐっと広がってインパクトを出せそうだと思います。
ー具体的なご意見、ありがとうございます!
※この事例の内容は、2024 年 3 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。