導入事例インタビュー

タイトル改善やキャンペーン運用を dfplus.io で効率化!
5 つの求人サイトを活用する
「ユースタイルキャリア」のデータフィード戦略とは

ユースタイルラボラトリー株式会社
高野 知広 様、松島 美鈴 様
タイトル改善やキャンペーン運用を dfplus.io で効率化!5 つの求人サイトを活用する「ユースタイルキャリア」のデータフィード戦略とは
  • ユースタイルラボラトリー株式会社
    https://eustylelab.co.jp/
    通所介護事業会社として 2012 年に設立。以降、障害者や難病等の方を対象とした重度訪問介護事業などを含む「ユースタイルケア」のほか、介護・医療職専門の求人サービス「ユースタイルキャリア」など複数の事業を展開。「だれもが互いの可能性を信じ、自分らしく生きられる社会」をビジョンに、介護に関する問題の解決策を幅広く提供している。
ユースタイルラボラトリー株式会社が運営する「ユースタイルキャリア」は、約 20 万件の求人を扱う
介護・医療職専門の求人サービスです。多数の掲載企業を抱えるプラットフォームでありながら、
より多くの求職者にアプローチするため 5 つの求人検索サイトを活用しています。

各サイトへの掲載をクローリングからフィード入稿に切り替えた結果、求人データの鮮度を維持できるようになったそう。
さらに、データフィードの設定・運用によって低コストでより質の高い求人掲載を実現しました。
媒体ごとの掲載求人の調整やタイトル改善、キャンペーン運用のフラグ付けまで、細やかなデータフィード設計を行う
「ユースタイルキャリア」のご担当者に、dfplus.io の活用と今後の展望について伺いました。
高野 知広 様
採用責任者としてジョイン後、約 3 年前から「ユースタイルキャリア」の事業全体を統括。幅広い業務を担っている。
松島 美鈴 様
求人原稿の成形やデータフィード運用のほか、各種データ分析、システム開発の要件定義などを担当。

自社のヘルパー募集から始まった「ユースタイルキャリア」

―初めに、ユースタイルラボラトリー株式会社についてお聞かせください。
高野:「すべての人に必要なケアを届ける」ことを目指し、各種介護サービスを提供する「ユースタイルケア」の運営のほか、マッチングプラットフォーム事業や求人サイト事業、システム開発等を行っています。

2012 年に訪問介護サービスから始まった会社ですが、現在は、IT を活用した介護に関する問題の解決策を提供すべく、医療介護専門の求人サイト「ユースタイルキャリア」や介護経営支援、業務管理システムの開発など様々なサービスを展開しています。
—「ユースタイルキャリア」について詳しく教えていただけますか?
高野:2020 年に「ヘルなび」として提供を開始した、介護・医療職専門の求人サービスです。弊社の中核サービスである「ユースタイルケア」のヘルパーを効率的に行うため、自社で介護職向けの求人サイトを運営し、集客しようとしたのが、サービスの始まりでした。

その後、他社様の求人も掲載していただくようになり、今の形になりました。自社のヘルパー採用はもちろん、掲載企業様にも質の高い人材を送客することを最優先事項としてサービスを展開しています。

また、初期はヘルパー職だけを扱っていましたが、現在は看護師や薬剤師など複数の職種を掲載しています。これに伴い、ヘルパーからとった旧称「ヘルパーなび」から「ユースタイルキャリア」へ名称を変更しました。
ユースタイルキャリア( https://eustyle.jp/career )
ユースタイルキャリア( https://eustyle.jp/career

開始 3 年で掲載求人は最大 27 万件に。さらなる成長に向け 5 つの求人検索サイトも活用

—自社の求人募集から始まったサービスなんですね。
高野:はい。開始当時は介護サービス専門の会社だったので、求人サイトに関するノウハウがなく、SEO対策もできておらず、流入も応募も非常に少なかったですし、自社以外の掲載はほとんどない状況でした。
—そこからどのように拡大してきたのでしょうか?
高野:流入数は掲載求人数との相関が強いことがわかったので、企業数と求人数を増やすことに注力しました。導入のハードルを下げるために、除外申請が可能な応募課金の料金体系にしたり、求人情報の作成も全て無料で対応したりして、企業数と求人数を増やしていきました。

その結果、現在は約 100 社から 20 万件ほど、ピーク時には 27 万件程度の求人情報を掲載していただいています。
—集客には求人検索サイトも活用されていますか?
高野:はい。求人ボックス、スタンバイ、キャリアインデックス、SELVA、jobda に掲載しています。

各サイトの仕様や課金体系に合わせて、施策や掲載求人は調整しています。例えば求人ボックスでは、管理画面から詳細なデータが出力できるため、キーワード単位での表示回数や掲載順位、アクション率を 1 日単位でキャンペーンごとにモニタリングし、目標 CPC を設定しています。また、キャリアインデックスや SELVA に掲載する求人は主な 4 職種に絞ったり、スタンバイは細かいキャンペーン運用の効果が出やすいと考え、500 キャンペーンを運用しています。
ユースタイルラボラトリー株式会社 高野 知広 様

対応媒体の豊富さが導入の決め手に

—5 つものサイトを、細かく調整しながら運用されているんですね。2021 年から dfplus.io を活用いただいていますが、導入までの経緯を教えてください。
高野:元々、「ユースタイルキャリア」のサイトは、外部の求人サイト構築サービスを使って運用しており、その XML 出力機能で各求人検索サイトとフィード連携していました。しかし、フィードを決まった形式でしか出力できなかったり、求人数の上限が 10 万件だったり、動作が遅かったりと問題が多かったため、自社でサイトを作ることにしました。その際、求人サイトとの連携機能も自分たちで作るか、外部のサービスを利用するか検討しましたが、コストや機能面から dfplus.io が最適解と考え、導入を決めました。

現在は、掲載中の全ての求人サイト(求人ボックス、スタンバイ、キャリアインデックス、SELVA、jobda)で dfplus.io を活用しています。
—導入の決め手は何でしたか?
高野:GUI で設定しやすく現場の担当から好評だったことと、豊富な求人検索サイト・広告媒体のフォーマットが用意されていて、フィード作成がしやすそうだったことですね。また、取扱求人数や連携する求人サイト数で料金が設定されており、無駄のない料金体系も魅力でした。

新媒体の jobda についても、XML フィード機能のリリース直後に dfplus.io が正式連携を開始したので、既に掲載を開始できています。新媒体は競合が少ないうちに導入する方針なので、対応媒体が豊富で、かつ新媒体への対応もスピーディーで助かっています。

クローリングからの切り替えで、フィードの鮮度を維持できるように。

—導入後の効果についてお聞かせください。
高野:導入が 3 年前なので正確な数値はわかりませんが、クローリングからフィード入稿に切り替えたことで、掲載情報の最新性を保てるようになったのが良かったです。

dfplus.io 導入前は、求人ボックスやスタンバイをクローリングで運用しており、サイトの負荷やデータの更新の遅さに課題がありました。
— 求人データの変動や件数が多いケースは、特にクローリングからフィード入稿への切り替えの効果を実感しやすい印象です。使い勝手についてはいかがでしょうか?
松島:良いと思います。特に、昨年リリースされた「テスト環境機能」には助かっています!求人検索サイトのようなアグリゲーションサイトは、1 日の取込回数やタイミングに限りがあります。フィードの設定を事前に準備し、データを確認してから本番反映できると、時間に余裕もできますし、間違いなく連携できるので非常に助かっています。
ユースタイルラボラトリー株式会社 松島 美鈴 様

タイトル・求人数の調整からキャンペーンのフラグ付けまで幅広く活用

—嬉しいお言葉ありがとうございます!次に、dfplus.io で行っている設定について教えてください。
松島:掲載求人は媒体ごとに少しずつ異なるため、求人数の調整を行ったり、各媒体の仕様に沿うよう求人データの変換をしたりしています。ほかには、サイト利用者が目的の求人を選択できるよう媒体ごとにタイトルを書き換える、UTM パラメータをつけるなどの処理も行っています。

タイトルについては、例えば夏ごろの保育士の募集では「4 月入社 OK」という情報を入れるなど、シーズナルな情報を加えることも重要です。
元の求人データを変更せずに、時期や媒体の特徴に合わせた情報を追加したり、A/B テストを行ったりできるのがとても良いです。
— 数ある求人の中から目を留めていただくには、タイトルは非常に重要ですよね。パラメータ以外にも、広告運用に活用しているルールや処理はありますか?
松島:キャンペーンのフラグにしたい情報を dfplus.io でフィードに追加し、各媒体のキャンペーン設定に活用しています。例えば求人ボックスでは、<category> 項目に職種や掲載元企業情報、働き方などを設定することもあります。先ほどお話ししたタイトル調整をキャンペーンごとに行うこともあるので、一石二鳥ですね。常に 20 万件以上の求人を扱っていますが、これらの設定を Web 上で簡単に操作できるのは本当に便利です。

特に便利だなと感じているのは、対応表」の機能と、ルールの「一定範囲のランダムな数値を記入する」という処理です。単体でももちろん、2 つを掛け合わせてキャンペーンやグルーピングのフラグとして活用しています。

求職者ファーストの徹底と集客力強化で、より信頼されるプラットフォームへ

—最後に、「ユースタイルキャリア」の今後の展望をお伺いできますか?
高野:サービス開始から 4 年が経ち、おかげさまで多くの企業様に掲載していただけるようになりました。今後も、求職者・掲載企業様の双方に安心してご利用いただけるよう、より求人の "質" にこだわっていきたいと考えています。

転職は誰にとっても人生の大きなターニングポイントですので、よりよい意思決定のために転職サイトや人材紹介など外部のサービスを利用することも選択肢の 1 つだと思います。しかし、数ある求人サイトや人材紹介会社の中には、残念ながら採用決定率が著しく低いものや悪質なものもあるのが現状です。

弊社では、自信を持ってオススメできる求人や事業者だけを取り扱うという姿勢を改めて徹底し、「ユースタイルキャリアの求人なら大丈夫」と思っていただけるプラットフォームを目指しているところです。掲載企業様からは、ユースタイルキャリア経由の応募者は質が高いと言っていただけることが多いのですが、求人の質へのこだわりがこの評価に繋がっていると考えています。

また、人材業界の動向として、特定の求人検索サイトが 1 強になりつつあることも見逃せません。媒体の審査基準にひっかかってしまい、掲載できなくなったという話をよく耳にするようになりました。我々としては、求人検索サイトだけではなく、自社サイトの集客力を上げることで、掲載企業様により多くの送客ができるよう努めていきたいです。
※この事例の内容は、2024 年 5 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。