導入事例インタビュー

Googleチャネルや海外製アプリでは難しい柔軟なフィード改善で、
CPAを2割削減!Shopifyを利用する植物ECサイト
「GreenSnap STORE」のdfplus.io活用事例

GreenSnap株式会社
吉川 賢治 様
  • GreenSnap株式会社
    https://greensnap.jp/company
    月間1100万人が利用する国内最大級の植物SNSサービス「GreenSnap」の運営をはじめ、ECサイト「GreenSnap STORE」や、法人企業向けのソリューションサービスなどを展開し、デジタル技術を使った「みどりのインフラ化」を推進する。
Shopifyを利用する花・植物のECサイト「GreenSnap STORE」では、新規ユーザー獲得の中心施策としてGoogleショッピング広告を活用しています。Googleチャネルや海外製アプリを経てdfplus.ioを導入した経緯や、それらのアプリとdfplus.ioとの比較、
CPAを2割削減したフィード改善施策について、GreenSnap株式会社の吉川様にお伺いしました。

Googleチャネル、海外製アプリを経て、Googleショッピング広告改善のためにdfplus.ioを導入

ーはじめに、吉川様のご担当業務について教えて下さい。
花・植物のECサイト「GreenSnap STORE」の運営を担当しています。商品の仕入れ・発送、サイトの企画やUI、プロモーションや広告運用など、ECに関わるほぼすべての業務を担当しています。
花・植物のECサイト「GreenSnap STORE」
https://greensnap.co.jp/
ーGreenSnap STOREはShopifyを使って構築されていますが、dfplus.ioのShopifyアプリをインストールされたきっかけはなんでしょうか?
Googleショッピング広告の成果改善に取り組む上で、国産のデータフィード管理ツールが必要だと考えたことがきっかけです。

最初は、Shopify純正の「Googleチャネル」というアプリを使ってGoogleショッピング広告への配信をしていました。
しばらく配信を続けてみて、改善の余地がありそうだなと感じました。たとえば、他社の広告を参考に見ていると、商品タイトルの先頭に「観葉植物」などのカテゴリ名をキーワードとして入れることが必要なのではと思いました。それまではShopifyの商品情報を加工せずそのままフィードとして使っていたので、Googleに送信するデータフィードを改善して、こうした工夫を行うことができれば、配信量や獲得効率をもっと伸ばせるのではないかと考えました。

Googleチャネルの機能だけではフィードの改善を行うことは難しかったので、海外製のフィード管理アプリを試してみました。
結果から言うと、このアプリもあまりうまく機能しませんでした。対応言語が英語だけということもあり、機能の全容を把握することがどうしても難しかったんです。たとえば、商品タイトルを改善したいと思ったとき、本当はルールベースで編集できればいいのですが、うまいやり方が見つからず、結局商品ごとに手動で編集したりしていました。

ちょうどその頃に、フィードフォースさんの提供するdfplus.ioがShopifyと連携開始した、というお知らせを見て、すぐにアプリをインストールしました。

Googleショッピング広告のCPAを2割削減!商品点数が多いECサイトはツールの活用がおすすめ

ー実際に導入されてみていかがでしょうか?
dfplus.ioを使ってフィードの改善を行ったことで、Googleショッピング広告のCPAを2割削減することが出来ました。

海外製アプリとの一番の違いは、ルールベースでのフィード改善がやりやすいことです。

GreenSnap STOREは、各バリエーションも含めると商品点数がかなり多く、手動での改善には限界がありました。dfplus.ioを導入して、ルールベースで一括で編集できるようになったことで、フィード管理の業務負荷もかなり軽減されました。

なので、商品点数が多いストアがGoogleショッピング広告を運用する際は、データフィード管理ツールを利用するのがおすすめです。業務負荷を上げることなく、広告の成果改善に取り組むことが出来ます。

商品ごとに適切なキーワードをタイトルに入れる最適化を実施。柔軟性の高さがdfplus.ioの強み

ー実際にどのようなフィード改善に取り組まれたのか教えて下さい。
一番大きな改善としては、先程も少し触れた商品タイトルの最適化です。たとえばカテゴリが「観葉植物」の商品の場合は、タイトルの先頭に「観葉植物」が入るようなルールを設定しました。

ただ、カテゴリ名をそのまま入れてもあまり意味のないケースもあったので、そこはルールの調整を行いました。たとえば、「園芸用品」というカテゴリがあるのですが、この中には、土や肥料、ジョウロ、鉢など、幅広いジャンルの商品が含まれています。

これらすべてに一律で「園芸用品」と付けてもあまり効果は出ないと考え、かわりに、ジョウロのブランド名や、鉢のサイズなど、ユーザーの検索語句とマッチするようなキーワードがタイトルに入るルールを組みました。

また、一部の観葉植物は鉢の素材・色などのバリエーション項目があるのですが、それらをキーワードとしてタイトルに組み込むルールなども設定しています。

こういった柔軟な設定が出来ることは、国産であることの扱いやすさに加えて、dfplus.ioの強みの一つだと感じます。*

他にも、Google商品カテゴリの設定を行いました。商品タイプで条件を指定して、それぞれ適切な内容が入るルールを設定しました。
*dfplus.ioの機能やUIは、3週間の無料トライアルでお試しいただけます

Googleショッピング広告は「新規ユーザー獲得の土台」となる施策

ーGoogleショッピング広告についてはどのように評価されていますか?
新規ユーザーが安定して獲得できる、いわば「土台」のような位置づけの広告だと考えています。

Googleショッピング広告の他に、Facebook・Instagramのスタティック広告も運用しています。こちらは、季節商品の告知や、強化したい自社商品の販促など、単発のプロモーション施策としての位置づけです。ですが、GreenSnap STOREは商品点数が多いので、単発のプロモーションだけではすべての商品をカバーすることは出来ません。

一方で、Googleショッピング広告は、すべての商品を広告に登録した上で、ユーザーの検索行動に合わせて広告を表示する仕組みです。ロングテールのキーワードも拾うことができるので、単発のプロモーションではカバーしきれないニッチな商品も露出していくことができます。

そういった意味で、商品点数が多いGreenSnap STOREのような比較的SKU数が多いECサイトとはかなり相性の良い広告媒体だと考えています。

より多くの人に植物の魅力を伝え、「ネットで植物を購入する」が当たり前の世界を作りたい

ー最後に、今後の展望について教えて下さい。
弊社はもともと、植物SNSサービス「GreenSnap」を主力事業としてスタートしました。GreenSnapは、今年で7周年を迎え、月間アクティブユーザー数は1100万人を超えるなど、植物を愛する多くの方にご利用いただいています。

一方で、植物の価値や魅力を伝える企業としては、すでに植物を生活に取り入れている人だけでなく、まだ植物を育てたことがない人に対してもアプローチしていく必要があると感じていました。

そういった思いもあり、2020年に植物のECサイト「GreenSnap STORE」がスタートしました。幅広い商品ラインナップと、購入後に植物のプロから育て方のサポートを受けられる点が強みです。

GreenSnap STOREの利用拡大を通じて、より多くの方に植物の価値や魅力を届けていきたいと考えています。今はまだ「植物はホームセンターやフラワーショップで買うもの」というイメージが強いですが、いずれは「インターネットで植物を買う、育てる、困ったときは相談する」ということが当たり前の世界を作っていきたいですね。

データフィードの領域に関して言えば、レコメンドシステムなど、広告以外の施策への活用を検討しています。ECサイトを運営する上で、データフィード管理や、商品データ連携という考え方は、今後ますます重要になってくると思いますね。
ー吉川様、本日はありがとうございました。
※この事例の内容は、2021年10月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。