導入事例インタビュー

フィード管理の内製化によって
「1 回につき 5 万円以上」のフィード改修コストを削減・
スピーディな運用を実現した
株式会社三松の dfplus.io 活用事例

株式会社三松
出口 孝彦 様、早乙女 修 様
「フリマアプリとフィード広告の相性はかなり良い」 スニダン運営の株式会社SODAが データフィード管理ツールを活用する理由とは
「フリマアプリとフィード広告の相性はかなり良い」 スニダン運営の株式会社SODAが データフィード管理ツールを活用する理由とは
  • 創業 91 周年。着物、ドレスを中心にハイグレード・ハイクオリティなファッションを、
    トータルで提案・創造する。きものブランド「三松・しゃら」、ドレスブランド「AIMER(エメ) 」、
    着物・アパレルブランド「ふりふ」を中心に事業を展開する。
    公式 EC サイト「ミマツグループ オンラインストア」を運営。
着物、ドレスを中心にお客様の人生の節目を彩るファッションを取り扱う株式会社三松では、Google、Criteo、Facebook・Instagram のフィード広告を活用して EC サイトへの集客を行っています。フィード管理ツール導入によるコスト・工数削減効果について、デジタル推進室 室長の早乙女様、EC/PR 推進部 課長代理の出口様にお話を伺いました。(本文敬称略)
早乙女 修 様
デジタル推進室 室長
EC サイトをはじめ、基幹システム等を含めた
会社全体のデータ基盤の管理を担う。
出口 孝彦 様
EC/PR 推進部 課長代理
EC サイトの運営責任者として、運営業務のほか
WEB における広告・マーケティングを担当。
Before
  • フィードを修正して広告成果を高めたかったが
    改修にかかる追加費用がネックだった
After
  • フィード管理ツールを導入したことで
    自分たちの手元でフィードを改修できるように
  • 1 回につき 5 万円以上だった改修コストを削減し、
    スピーディな運用を実現

導入前は EC カートシステムを通してフィード作成。改修にかかる追加費用がネックに

ー現在、運用されているフィード広告について教えてください。
出口 現在、Google、Facebook、Criteo の 3 媒体を広告代理店様と一緒に運用しています。Google の P-MAX キャンペーンと Criteo のリターゲティング広告は直接購入につながりやすく、売上への貢献度が高いため、特に評価しています。また、Facebook・Instagram のダイナミック広告は、まだ弊社のブランドを認知いただいていない層のユーザー様にアプローチできる点を評価しています。
ーフィード管理ツール「dfplus.io」を導入された背景について教えてください。
早乙女 dfplus.io を導入する以前は、当時利用していた EC カートシステムの会社様に依頼して広告用のフィードを作成していました。ただ、広告運用をする中で「フィードを改修したい」と思っても、なかなか実行できないことが課題としてありました。
ー「フィードを改修したい」と思う場面は、具体的にどんなときでしょうか?
早乙女 弊社としてはあまり広告に出したくない商品に、広告のインプレッションが偏ってしまうケースですね。わかりやすい例でいうと、現実の季節が秋なのに、春夏のアイテムにインプレッションが出てしまったり、セール商品ばかり表示されてしまう、といったケースです。

広告媒体側のエンジンが配信の最適化を行った結果だと思うのですが、最適化の結果が運用側の意図と微妙にズレてしまうことがありました。

こういったケースを防ぐには、基本的にフィードの改修を行う必要があります。たとえば、先程の例でいえば、「現実の季節が秋なら春夏の商品をフィードから除外する」といった改修ですね。

ですが、改修を行う際に、追加費用が都度発生してしまうのがネックでした。
ー金額としてはどれくらいになるのでしょうか?
早乙女 見積もりの段階で、改修 1 回につき 5 万円以上はしたと思います。正直なところ、改修内容や頻度とコストが見合わないため、実行できたことは結局ありませんでした。

また、広告代理店様と運用について協議する中で「フィードの品質が広告成果をかなり左右する」という話題はたびたび上がっていたので、自分たちでフィードを自由に操作する方法はないかな、と考えていました。

そんなときにフィード管理ツール「dfplus.io」の存在を知り、導入を決めました。
マーケターの手元でフィード管理が完結。項目プリセットを活用することで1-2営業日でフィード作成が完了

「細かい改修を 1 回行うたびに 5 万円以上かかっていたと考えると、削減できたコストは非常に大きい」

ーdfplus.io の導入後はいかがでしょうか?
早乙女 フィードの改修が自分たちで手軽にできるようになり、課題が解決しました。管理画面上でルールを組めば、それに基づいてフィードの内容を一括で編集できるのが便利ですね。

たとえば、さきほど挙げた「秋なのに春夏の商品が広告表示されてしまう」問題も、商品データ内の季節の項目を条件にして、「春夏」の商品は除外する、といったルールを設定することで解決できました。

また、商品の除外だけでなく、たとえばパーティドレスであれば、商品タイトルに「結婚式」「二次会」「お呼ばれ」といった関連性の高いキーワードを追加することで、インプレッションやクリック率を高める、といった工夫も行っています。

以前の状況であれば、こういった細かい改修を 1 回行うたびに 5 万円以上かかっていたと考えると、削減できたコストは非常に大きいと言えます。

「セルフサーブ型ツールならではのスピード感」「丁寧なサポート対応」も強み

ーdfplus.io を導入して良かった、と感じられるポイントは他にもありますか?
出口 セルフサーブ型ツールならではのスピード感も強みだと思います。カートシステム会社様に依頼すると、要件定義やその後のコミュニケーションも含め、フィード改修完了までに少なくとも数営業日かかっていたかと思うのですが、dfplus.io を使えば 1 日程度で完了するので、非常にスピーディです。

こういった面からも、フィード管理を外注するのではなく、内製化しておくメリットは大きいなと感じます。

早乙女 また、丁寧なサポート対応にも助かっています。導入初期、dfplus.io 上で各広告媒体のフィードを作成する際も、ツールの基本的な使い方から、少し応用的な設定までわかりやすくレクチャーいただきました。

出口 普段の運用の中でも、サポートには助けられています。「こういった改修がしたいんだけど、適切な設定方法が思いつかない」といった問い合わせを行うと、いつも丁寧な回答を返していただけるので、とても心強いです。
マーケターの手元でフィード管理が完結。項目プリセットを活用することで1-2営業日でフィード作成が完了

ブランド間の連携を強め、お客様ひとりひとりの人生に寄り添った提案を

ー自社でフィードを管理するメリットは他にもあると考えられますか?
出口  弊社の商品は、ドレス、着物、浴衣など、お客様の人生の節目を彩るアイテムが中心となります。マーケティングにおいても、お客様ひとりひとりの人生に寄り添った提案を行っていきたいです。

たとえば、弊社との最初の接点がご友人の結婚式に着ていくドレスだったとして、結婚式が終わったあと、たとえば夏祭りや法事などといった機会でも、三松をご利用いただけるような関係を作ることができれば、それが理想です。

今までは、「三松・しゃら」「AIMER(エメ)」「ふりふ」の各ブランドの独立性がわりと強かったのですが、今後はより連携を強め、総力戦のような形で、お客様に商品のご提案をしていこう、といった動きが会社としてあります。

そういった動きの中でも、フィードの活用は重要だと考えます。たとえば、パーティドレスをご購入いただいたお客様に対して、Criteo 等のリターゲティング型の広告を通して夏の浴衣をご提案する、といったことができると思うので、今後も活用を深めていきたいです。
※この事例の内容は、2023 年 9 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。