導入事例インタビュー

バラバラに分かれていたフィード管理を
ツール上に集約し、自由自在に操作できる環境を構築!
「ブランド側と連携したプロモーション」を可能にした
STRIPE CLUBのdfplus.io活用事例

株式会社ストライプインターナショナル マーケティング部
和田 真結子 様、飯川 慶子 様
「フリマアプリとフィード広告の相性はかなり良い」 スニダン運営の株式会社SODAが データフィード管理ツールを活用する理由とは
「フリマアプリとフィード広告の相性はかなり良い」 スニダン運営の株式会社SODAが データフィード管理ツールを活用する理由とは
  • 株式会社ストライプインターナショナル
    https://www.stripe-intl.com/
    earth music&ecologyをはじめ、AMERICAN HOLIC、Green Parks、Maison de FLEUR、
    koe donutsなど10以上のブランドを展開。「ライフスタイル&テクノロジー」を事業領域とし、
    アパレル以外にも雑貨、飲食、ファッションレンタルなど様々な事業を手がける。
    公式ECサイト「STRIPE CLUB」を運営。
earth music&ecology、AMERICAN HOLICをはじめとした10以上のブランドを取り扱う「STRIPE CLUB(ストライプクラブ)」では、Google、Criteo、LINEショッピング等のフィードを使った集客施策に力を入れています。多ブランドのECで起こりがちな課題、複雑だったフィード管理をツールに集約したことによる大きな変化などについて、マーケティング部の和田様、飯川様にお話を伺いました(以下敬称略)
和田 真結子 様
マーケティング部
マーケティングコミュニケーションチーム マネージャー
マーケティングコミュニケーションチームを統括し、
店舗とECの相互利用を促すOMO施策を推進。
飯川 慶子 様
マーケティング部
マーケティングコミュニケーションチーム スペシャリスト
公式ECサイト「STRIPE CLUB」のマーケティングと、
各ブランドごとのWEBにおけるプロモーションを担当。
Before
  • フィードを修正して広告成果を高めたかったが、管理体制が複雑で、実行に多大なコストが必要だった
  • ブランドとして売りたい商品をフィード広告上でもしっかり露出させたかった
After
  • フィードの管理をツール上に集約したことで、修正にかかるコストが大幅に軽減
  • 在庫数による商品の出し分けによってブランド側と足並みを揃えたプロモーションが可能に

「フィードの管理場所が複数あり、バラバラに分かれていた」修正にかかる労力・時間が悩みの種に

ー現在運用されているデータフィード広告について教えてください。
飯川 Google、Criteo、Facebook、Yahoo!、RTB Houseなどの媒体を広告代理店様と一緒に運用しています。リターゲティング系のメニューだとCriteo、新規獲得系ではGoogleのP-MAXキャンペーンの成果が良いため、高く評価しております。
和田 また、広告だけでなく、LINEショッピングやInstagramショッピング、PinterestといったSNSに、ECサイトの商品データを連携する施策も行っております。フィードを使った施策は合計で6-9本ほど回しており、ECの集客施策の中でも力を入れている分野です。
ーデータフィード管理ツールを導入された背景について教えてください。
飯川 背景としては、限られた広告予算の中で効率的に成果を伸ばしていく上で、フィードのチューニングを行う必要があると考えたことです。

たとえば、在庫の少ない人気商品が広告に表示され続けてしまい、広告費のロスにつながっているという問題がありました。これを防ぐためには、フィードに手を入れて、あらかじめ在庫の少ない商品をフィードから除外する必要がありますよね。

また、STRIPE CLUBのような多品目・多ブランドのECサイトではよく起こる問題だと思うのですが、フィードの中の情報がキレイに整っていないことも気になっていました。

ひとつひとつはすごく細かいことなんです。たとえば、ブランドによって性別の起票の仕方が微妙に異なるために、「女性」「Female」「F」などの表記揺れがありました。他にも、「スカート」の伸ばし棒がハイフンになって「スカ-ト」と記入されているケースや、商品説明文などの重要な項目が欠落しているケースもありました。

こういった部分をなんとかキレイにして、広告媒体に商品の特徴をしっかりと伝えてあげれば、成果の向上につながるんだろうとずっと思っていました。

しかし、いざ実行するとなると、いつも腰が重くなってしまいました。
ー腰が重くなる原因はどんなところにあったのでしょうか。
飯川 フィードの管理場所が複数あり、バラバラに分かれていたことだと思います。イメージとしては、GoogleとCriteoのフィードは広告代理店Aが管理、Yahoo!とFacebookは別の広告代理店Bが管理、LINEショッピングはシステム開発会社が管理、といったような形です。

こういったフィード管理体制だったので、フィードをキレイにしていこうと思ったら、複数にわたる関係箇所に依頼を出し、コミュニケーションを行い、修正してもらう、というのを繰り返していかなければなりませんでした。細かい修正をするだけなのに、かなり多くの労力と時間が必要でした。
ー考えただけでも骨が折れる作業ですね…。
飯川 おっしゃるとおりです。「今の体制ではフィードのチューニングなんて到底できない!」と思いました。そこで、複数のフィードを手元で一括管理できるサービスを探してみたところ、dfplus.ioにたどり着きました。
マーケターの手元でフィード管理が完結。項目プリセットを活用することで1-2営業日でフィード作成が完了

フィード管理をツール上に集約したことで、修正にかかるコストを格段に軽減

ーdfplus.ioの導入後はいかがでしょうか?
飯川 フィードを管理する場所をdfplus.ioに集約したことで、各媒体のフィードの状況がまとめて把握できるようになり、修正がやりやすくなりました。

たとえば、先ほど例にあげた、在庫切れ商品の広告表示を防ぎたい件に関しては、「その日の朝時点で在庫が5個以下の商品はフィードから除外する」というルールをdfplus.io上で設定することで、自動化することができました。

また、表記揺れの件に関しても、dfplus.ioには文字列を置換する機能があるので、それを使ってキレイに整えることが出来ました。フィードの内容をルールベースでフレキシブルに変えられるところが便利だと感じております。

以前の複雑な管理体制に比べると、フィードの修正にかかるコストは格段に軽減されました。やはり、基本的にすべての処理が自分の手元だけで即座に完了するのは非常に助かりますね。

ブランド側担当者と連携し、広告表示する商品を出し分けることで、足並みを揃えたプロモーションが可能に!

ー他にもdfplus.ioを使ってフィード管理をするようになってから変わった部分はありますか?
飯川 そうですね、ブランド側と足並みを揃えたプロモーションがフィード広告の中でも出来るようになってきた、というのはあると思います
ーぜひ詳しくお聞かせください!
飯川 まず背景として、ブランド側として売りたい、積極的にプロモーションしたい商品と、フィード広告経由で売れやすい商品が、必ずしも同じでないことは多くあります。ブランド側は、セール期間に縦売れ(同じ商品が集中的に売れること)を狙ったり、新作アイテムや季節商品を押したいのですが、広告でよく売れるのは人気の定番商品、といったような状況ですね。

フィード広告を運用していて悩ましいのが、売れやすい商品だけにインプレッションが偏って、在庫切れが起こる一方で、押し出したい商品はなかなかインプレッションが出ない、といったことです。ブランド側の担当者とも「このあたりは足並みを揃えていきたいよね」とを話していました。

ですが、dfplus.ioを導入し、フィードの中に含める商品をルールベースで制御できるようになってから、状況が改善されました。

たとえば「セール期間に縦売れを狙いたい」ということであれば、在庫が5以下の商品はフィードから除外することで、在庫の多い商品のみが広告に表示されるようにする、といったことが可能です。他にも、「在庫切れになりそうな商品が多い」といった話がブランド側担当者から上がれば、除外のしきい値を上げることで、在庫が多く残っている商品の露出に広告費用を当てることができます。

また、広告媒体によっては、カスタムラベルの項目を活用することで、季節の商品や新作アイテムなど、特定の商品の露出を強めていくことが出来ると考えています。今はまだ実行できていないのですが、今後ぜひやっていきたいです。
ーブランド側の担当者様と連携しながら商品の出し分けが出来るのは、自社でフィード管理をする大きなメリットですね。

自社でフィード管理をするメリット:広告代理店には依頼しづらいSNS系施策が手軽に始められるように

ー自社でフィードを管理するメリットは他にもあると考えられますか?
和田 広告以外のフィード施策を始めやすくなったことが挙げられるかと思います。具体的には、Instagramショッピングや、Pinterest、LINEショッピングなど、ECサイトの商品をSNSに連携させる施策ですね。

STRIPE CLUBのような規模のECサイトがフィード広告を始める際、広告代理店様にフィード管理を依頼するケースも多いと思うんですね。しかし、たとえば「Pinterestをはじめたい」となったとき、運用によって直接広告費が発生するわけではないので、フィードの作成管理を代理店様にお願いするのはやはり難しいです。

dfplus.ioを導入する前は、そういった事情もあり、広告以外のフィード施策を始めるフットワークが重くなっていたと思います。ですが、導入後は、自社でフィードを作ることが出来てしまうので、すぐに始められるようになりました。

実際に、Pinterestのプロダクトピン用のフィードを作成し、すぐに試すということが出来ています。また、LINEショッピングに関しては、フィードの仕様が複雑なのですが、dfplus.ioが正式対応していたので、作成がスムーズに進みました。
マーケターの手元でフィード管理が完結。項目プリセットを活用することで1-2営業日でフィード作成が完了

今後の展望:ECサイトの体験向上・集客強化の両面でフィードを活用

ー最後に、今後のマーケティングの展望について教えてください。
和田 まず、全社として取り組むべき課題は、コロナ禍で浮き彫りになったEC化率の低さです。コロナ自体はだいぶ落ち着いてきたとは思いますが、引き続き向き合っていく必要があると思います。

その中でもOMOが自分の主な担当領域になるのですが、店舗の体験にECサイト上の体験がまだ追いつけていないと感じています。商品詳細ページを見たときに、「店舗で商品を見たときと同じ情報がきちんと備わっているのか」「ECでしか得られないプラスアルファの情報をしっかりと提供できているのか」など、改善すべき部分は多くあります。

ECの体験の質の向上を目指す上でも、フィードは有用だと考えています。実際に、スタッフコーディネート投稿の「STAFF START」や、ハッシュタグ自動生成の「awoo AI」といったサービスは、STRIPE CLUBでも導入し、活用させていただいております。

飯川  フィード広告に関しても、他社さんの広告と比べて改善点はまだまだあると考えます。

限られた予算の中で、レバレッジが効く部分や、優先度が高い部分を見つけて改善していく必要があると思うのですが、フィードをチューニングすることで、無駄な広告配信を減らしたり、ブランドとして売りたいものを押し出すといったところは、中でも重要な部分だと考えます。

そういった部分に関しては、dfplus.ioに非常に助けられていると感じるので、今後もカスタマーサクセスの方とお話しながら、活用を進めていければと思います!
―dfplus.ioチームとしてもぜひご支援できればと思います!
※この事例の内容は、2023年7月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。