導入事例インタビュー

求人検索サービス経由のCVR2倍・CPA4割減を実現!
「ジョブハウス工場」運営のTechouseがフィード管理方法を
自社システムからツールに切り替えた理由とは

株式会社Techouse 人材プラットフォーム事業部
石垣 大輝 様
  • 株式会社Techouse
    https://www.techouse.jp/
    工場・製造業の領域に特化した求人メディア「ジョブハウス工場」や、
    長期インターンに特化した求人メディア「JEEK」、
    HR領域のDXクラウドシステム「クラウドハウス」などのサービスを提供。
    千葉ロッテマリーンズ オフィシャルスポンサー。
工場・製造業の領域に特化した求人メディア「ジョブハウス工場」を運営するTechouseでは、
Indeedをはじめとした求人検索サービスや、Googleほかダイナミック広告など、データフィード広告に注力しています。
データフィード広告を運用する上での課題、フィード管理方法を自社システムからツールに切り替えた理由、
CVR2倍・CPA4割減を実現した求人検索サービスのフィード最適化について伺いました。
Before
  • 自社開発したシステムでデータフィードを管理していた
  • 運用媒体数・フィード数が増加するにつれて、
    フィード最適化施策を実行するための開発工数が課題に
After
  • ツール導入で即座にフィード最適化施策を実行に移すことが可能に
  • 「求人ごとに最適な画像を掲載する」などのフィード最適化で
    求人検索サービスのCVRが2倍、CPA40%削減
株式会社Techouse 人材プラットフォーム事業部
石垣 大輝 様


学生インターンとして3年間経験を積んだ後、2022年新卒入社。
「ジョブハウス工場」のマーケティング・広告運用を担当

ダイナミック広告や求人検索サービスを中心に10以上のデータフィード広告を運用

ー現在運用されているデータフィード広告について教えてください。
Google、Criteo、Facebook、Yahoo!などのダイナミック広告と、Indeed、求人ボックス、スタンバイ等の求人検索サービスの広告を運用しています。他の媒体も合わせると、運用媒体数は10以上になります。
ー10以上となるとかなり多いと思うのですが、多くの媒体を運用されているのはなぜですか?
媒体数を増やすことで、これまでリーチできなかった層のユーザーの獲得につながると考えているからです。ジョブハウス工場はサービスとして年々成長しており、新規ユーザーの獲得が重要な成長ドライバーとなっております。新しい層の新規ユーザーを獲得するために、日々新しい媒体や施策を検討・実行しています。

また、一つの媒体で成功した施策や、成果の良いクリエイティブを、他の媒体にも展開できることが、複数の媒体を運用するメリットだと考えています。
工場・製造業に特化した求人メディア「ジョブハウス工場」
https://jobhouse.jp/factory

「マーケティング担当者の手元でフィード管理が完結する環境が必要だと感じた」

ーデータフィード管理ツールを検討されるきかっけについて教えてください。
フィード広告で成果を高めるためにはフィード最適化が重要だと考えていたのですが、なかなか実行できる環境に無かったのがきっかけです。

フィード広告では、媒体に送信したフィードの内容がクリエイティブに直結するため、フィードの最適化は非常に重要です。

弊社では元々、自社システムを開発して、各媒体のデータフィードを作成していたのですが、運用媒体が増えるにつれて、データフィードの改善に必要な開発工数も増えており、やりたいデータフィード最適化施策の一部しか実行できない状況に陥っていました。

成果がでることが明らかな施策は実行できていたものの、「タイトルのA/Bテスト」など、出してみないと成果がわからないものは、どうしても優先度が下がりがちでした。また、媒体数が多いぶん、「やりたいけど実行できない」施策が溜まってしまっておりました。

この課題を解決するためには、マーケティング担当者の手元でフィード管理が完結する環境が必要だと考え、データフィード管理ツールの導入を検討しました。

フィード最適化を継続的に行った結果、求人検索サービスのCVR2倍、CPA40%削減

ーツールを導入したことで、課題はどのように解決されましたか?
マーケティング担当者の手元でフィードの管理・最適化が完結出来るようになったことで、フィード最適化が格段にやりやすくなりました。思いついたらその場ですぐ改善することができ、毎日のようにフィード改善施策をリリースできています。自社開発のときは少なくとも発案→リリースまで数日はかかってしまっていため、大きな変化だと思います。
ーフィード最適化を行った効果はいかがでしょうか?
フィードの最適化を継続的に行ったことで、ある求人検索サービスのCVRが3ヶ月で2倍に、CPAは40%削減することが出来ました。

また、フィード最適化がやりやすい環境が整ったことで、マーケティング担当者の間で、「こんな最適化はどうか」といったアイデアが生まれやすくなりました。さらに、フィード管理の業務を開発部門から切り離せたことで、彼らがより重要なタスクに集中できるようになりました。

求人検索サービスでは、求人の特徴に合わせて画像を出し分けることで他社求人との差別化を図る

ー実施されたフィード最適化の中で、うまくいった施策について教えて下さい。
求人検索サービスでは、求人に画像を掲載したことが、CTRやCVRの向上につながったと思います。

やはり、ユーザー目線で考えてみると、テキストだけの求人よりも、画像がついている求人の方が印象に残りますよね。他社の求人を見ても、画像がついているものはまだまだ少なかったので、差別化になると考え、施策を実行しました。

とはいえ、ジョブハウス工場に掲載されている画像をそのまま載せても、画像サイズが求人検索サービス側の規定に合わず見切れてしまったり、表示サイズが小さく文字が読めなかったりして、効果にはつながりにくいと考えました。そのため、ある程度最適化した上で画像を掲載しました。
ーどのように実装されたのか、詳しくお聞かせください。
求人検索サービスの側の仕様に合わせて複数パターンの画像を作成し、dfplus.ioを使って、求人の条件ごとに最適な画像を出し分けられるよう設定しました。

たとえば、社員寮付きの求人であれば「寮完備」といった文言が大きく写っている画像を入れたり、大手メーカーの求人であれば、企業名・ロゴが大きく写っている画像を入れたりしました。

dfplus.ioは条件が柔軟に設定できるので、求人の特徴に合わせてフィードに入れる画像を出し分けることができました。
(求人検索サービスで掲載した画像の一例)
求人の特徴に合わせて画像を細かく出し分けることで、より動機づけができた状態でユーザーが求人検索サービスからジョブハウス工場に遷移するようになり、CVRが改善したと考えています。また、他の媒体も効果改善傾向が続いているので、やはりフィードの最適化は重要だと実感しました。
* dfplus.ioでは、すべての機能を無料でお試しいただける3週間の無料トライアルをご用意しております

「広告運用を行う上でも "しっかり採用につなげる" 意識は常に忘れずにいたい」

ー最後に、石垣様が目指されているマーケティングの姿について教えてください!
求人メディアの運営に携わる者として、「求人と求職者の最適なマッチングを実現する」という意識を強く持ってマーケティングを行っていきたいです。

我々求人メディアは、求人を掲載していただく企業様と求職者様の間に立つ存在です。企業様にとっては人を採用できること、求職者様にとっては仕事が決まることが、我々が提供できる価値だと考えており、そのために求人情報と求職者様のマッチングの最適化を目指して運営しております。

私が今担当しているマーケティングや集客といった領域もその一つだと考えております。たとえば、求人の特徴に合わせたオーディエンスに出稿したり、クリエイティブを設計することが、ミスマッチを減らし、採用につながりやすくなっていくと考えています。

その点、フィード広告は求人ひとつひとつを広告として掲載でき、求人ひとつひとつの特徴に合わせてオーディエンスやクリエイティブを設計することができるため、人材領域では非常に有効な手段です。

広告運用を行う上では、CTRやCVRといった指標ももちろん大事なのですが、先ほど申し上げた「求人と求職者の最適なマッチングを実現する」という意識は常に忘れずにいたいですね。
※この事例の内容は、2022年8月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。