導入事例インタビュー

フィード管理ツールは “共に闘うベストパートナー” 。
1 名体制で 10 以上の媒体を展開する
トラベル・スタンダード・ジャパンの
データフィード戦略とは

トラベル・スタンダード・ジャパン株式会社
吉澤 誠一 様
フィード管理ツールは “共に闘うベストパートナー” 。1 名体制で 10 以上の媒体を展開するトラベル・スタンダード・ジャパンのデータフィード戦略とは
  • トラベル・スタンダード・ジャパン株式会社
    https://www.travelwith.jp/company/
    2011 年創業の海外旅行専門の旅行会社。電話やメールでのコミュニケーションを通じ、お客様に最適なオーダーメイドの旅行を提案。大手にはないツアーアレンジを得意とし、お客様のご要望や旅の目的をを採り入れた”たった一つの旅”をプロデュースしている。
海外旅行を専門に、お客様の要望を柔軟に採り入れたオーダーメイドの提案を強みとする「トラベル・スタンダード・ジャパン」。
認知獲得からファン化まで、Web 広告でフルファネルにアプローチすべく、10 以上の媒体を活用しています。
「他社のどこよりも早く新媒体にトライする」ことを常に心掛け、半年で活用フィード数を倍に増やすなど、
インハウス化・ツール導入以降、積極的な広告施策を展開。おひとりでほぼ全ての媒体を運用し、
マーケティングの面から事業の成長をリードする吉澤様にお話を伺いました。
吉澤 誠一 様
仕入れ・企画担当を経て、コロナ禍の体制変更を機にマーケティング業務に幅を広げた。
現在は仕入れ・企画の全体を統括しながら、広告全般を担当。

細やかなプラン設計で、1 人ひとりにとって最高の旅行体験を提供する「トラベル・スタンダード・ジャパン」

—まず、事業内容についてお聞かせください。
トラベル・スタンダード・ジャパンは、海外旅行を専門に扱う総合旅行会社です。実店舗はなく、オンラインのみで販売を行っています。しかし、オンラインといっても「お客様がコースを選択し、決済して終わり」ではなく、お客様のご要望を伺い、1 人ひとりにとって最適な旅行プランを作り上げるのが弊社の特長です。
—1to1 でのコミュニケーションがあると、オンライン販売でも安心感がありますね。具体的にはどのような流れで進むのでしょうか?
弊社が運営する旅行サイト「travel with」では、コースを選択した後は「購入」ではなく「お問い合わせ」に進みます。 お問い合わせには必ず担当者がつき、まずはお客様のご予算や細かな要望を伺います。その後、それらを柔軟に採り入れた旅行ブランをご提案、販売するという流れです。1 人ひとりに合った最高の旅行体験を提供できるよう、帰国までサポートしています。

また、行程がすべて決まっている商品とは異なり、延泊やホテルの変更など、自由にアレンジできるので、「詳細が決まっていないけどとりあえず相談したい」「フルオーダーメイドでプランを立てたい」という場合でも、ピッタリのプランをご用意します。

Web 広告強化が客層や費用対効果にポジティブな変化をもたらした

ー次に、貴社のマーケティングについてお聞かせください。
各種 Web 広告やプッシュ通知、LINE 公式アカウントを活用しています。

今では主力施策の Web 広告ですが、コロナの影響で海外旅行が下火になっていた時期は優先度が低く、また広告担当者が抜けたこともあり、運用を広告代理店にお任せして細々と続けている状態でした。

しかしコロナが明けて状況が変わったため、それまで新規獲得の 7 割を占めていた料金比較サイトへの掲載に代わって、Web 広告の優先度を上げようということになりました。

ーWeb 広告へシフトされた結果、定性面や費用対効果についてはどのような変化が見られましたか?
料金比較サイトでは、性質上 “1 円でも安いこと” がお客様に選ばれる理由になるため、ご予約いただいてもトラベル・スタンダード・ジャパンのツアーと認識されていないことも多く、それゆえリピーターが増えないという課題感がありました。

対して Web 広告では、弊社の商品であることを認識したうえで CV(問い合わせ)に至るので、ブランドのファンを育成するという観点でより望ましい集客ができるようになったと感じています。

また、広告成果も好調なので、料金比較サイトが主力だった時期に比べて、高い費用対効果を実現できています。現在はほとんどの広告運用を内製化して私 1 人で管理・運用しているため、手数料が不要になったのも大きいです。

10 以上の媒体を 1 人で運用し、自身と会社の成長を実感

—Web 広告に注力するタイミングでインハウスでの運用に切り替えた理由は何だったのでしょうか?
大きく 2 つの理由があります。1 つは、クリエイティブやターゲティングなどの調整を、もっとスピーディーに任意のタイミングで実行できるようにしたかったということ。

もう 1 つは、業界知識や社内データを活用した目標 ROI の達成により適していると考えたからです。もちろん代理店にお任せした方が負担は軽減されますが、事業の成長には内製化がベストと判断しました。実際にやってみると、媒体や工程で分断せず、自分が全てを見るからこそ PDCA が回しやすいのもメリットだと感じています。

知識も経験もない状態から独学でノウハウを学び、日々情報収集をしながら運用しているため、簡単ではありませんし、責任やプレッシャーも大きいです。しかし、実績を積み重ねるごとに自分の成長を感じますし、それが会社の成長にもつながっていると実感してます。
ー現在はどのような広告を配信しているのでしょうか?
現在は 7 媒体でリスティング、ディスプレイ、ダイナミック広告を配信しているほか、インフィード型のネイティブ広告からアフィリエイト広告なども実施しています。

「新媒体にトライしやすく理想的」。広告戦略を後押しする、フィード管理ツールという選択

ーそれだけ多くの媒体をおひとりで運用されているとは、すごいですね!
はい。ただ、知見がないところからのスタートですし、ひとり担当者ですから、従来のやり方では当然上手くいきません。目標達成に向けて自分がやるべき業務や決断に集中できるよう、AI や外部ツールを採り入れながら、必要な単純作業をできる限り効率化することは必要不可欠です。

データフィード管理ツールを導入したのもそのひとつです。
以前は、媒体ごとにデータフィードを作成したくても、弊社はシステム担当が 1 名しかいないため、他の業務との兼ね合いでいつ作業できるかわからない状態でした。また、配信を開始した後も、媒体側のアップデートがある度に修正を依頼する必要があり、スピード感に課題がありました。

1 つの媒体用に用意したフィードを他媒体にも転用するしか方法がなかったのですが、色々調べたところ、データフィードを一括管理するためのツールがあることを知り、「dfplus.io」に出会いました。作業したいタイミングですぐに、かつ簡単に媒体ごとのフィード作成・変更・追加ができるため、工数を大幅に削減できることと、自分の手元で作業が完結するためシステム担当に負荷をかけずに運用できることに魅力を感じ、導入を決めました。

弊社の課題感や戦略とツールの良さが合致し、商品データ活用やフィード施策の観点で理想的な状態を実現できたと感じています。
ー嬉しいお言葉、ありがとうございます!特にどのような点で理想的な状態だと感じているのでしょうか?
新規媒体の出稿が始めやすい環境であることです。

前提として、複雑・多様な昨今のユーザーの購買行動に対応すべく、配信面を広げることを優先しているので、媒体追加は必至と考えています。また、他社のどこよりも早く新しい媒体やメニューにトライすることにこだわっています。いま成果が良くても、参入企業の増加や状況の変化で効率が悪化するリスクがあるので、限られた予算で成果を維持・向上するには、先行者利益が得られるタイミングで新媒体に参入することが重要だからです。

とはいえ、他の業務を抱えながら 1 人で回すので、媒体追加の工数を抑える必要があります。「dfplus.io」なら複数媒体を一元管理できるだけでなく、簡単にデータフィードの作成・追加ができるので、新しい媒体に挑戦しやすくなりました。新媒体については、まず小さく始めてから判断する方針なので、低コストでフィードを増やすことができるのも嬉しいですね。

導入時は Google や Criteo など数媒体のフィードから始めたのですが、現在では倍近くまで増えています。商品データ活用やフィード施策は、旅行業にとってもグロースに欠かせないものになりつつあると感じていますし、今後もいろいろな媒体にトライしていく予定です。

バッジ追加で Criteo のクリック率が 20% アップ。成果面でも導入効果を実感

ー積極的な広告戦略を支える環境として、dfplus.io がお役に立てているようで嬉しいです!広告成果の面で、ツール導入前後の変化はありましたか?
いま dfplus.io では 6 つの媒体用に 7 フィードを運用していますが、dfplus.io を使って配信しているほとんどの媒体で広告成果は好調です。

媒体の担当者とのコミュニケーションや日々のキャッチアップを活かしながら、ターゲティングの調整やクリエイティブ改善、メニューの追加など、細かい施策を日々実行することは成果を上げるうえで欠かせませんツールでの管理に切り替えたことで、クリエイティブ改善の作業コストが下がったのは嬉しいですね。
ークリエイティブは最初にユーザーの目にふれる重要な要素ですね。効果が見られた施策があれば教えてください。
Criteo で「エクストラバッジ」や「スターレイティング」を追加した結果、クリック率が 20% アップしました。「エクストラバッジ」はセールの訴求に使われることが多いようですが、弊社の場合は価格が毎日変動するため、代わりに「イチ押し」や「オススメ」といった文言で活用しています。スターレイティングについては、ホテルのランクを表示させる活用をしています。
ー定量的な面でも、ツール導入の効果を実感されているのですね!

dfplus.io をベストパートナーに、次に目指すは潜在層へのリーチと「ファン化」

ー最後に、今後の展望についてお聞かせください。
より事業をグロースさせていくために、マーケティングの観点では「認知獲得→CV→ファン化」の導線を太くすることが必要と考えています。これまで、検索型広告による顕在層へのアプローチがメインでしたが、例えば LINE 公式アカウントを活用した「ファン化」など、配信目的を広げていくイメージです。

既に広告以外も含め施策の幅を広げていますが、もっと強化していきたいと考えています。全ての広告媒体を網羅して、それぞれの “良いとこどり” をできるのが理想なので、まだ実施していない媒体や、新しい広告メニュー・機能を積極的に採り入れていく予定です。

もちろんそこでは、商品データやフィードは非常に重要になってくると思います。最小限の工数で成果を最大化すべく、共に闘うベストパートナーとして、「dfplus.io」をいま以上に活用していきたいです。
※2024 年 9 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※内容は掲載時点のものです。