導入事例インタビュー

データフィード環境変更でIndeedの獲得コスト約50%減を実現!ブランド刷新したウィルオブが重視する、CPA以外の成果地点とは

株式会社ウィルオブ・ワーク
コーポレートデザイン室 Webプロモーショングループ
リーダー 野元 賢士 様、リーダー 西田 理絵 様

データフィード環境変更でIndeedの獲得コスト約50%減を実現!ブランド刷新したウィルオブが重視する、CPA以外の成果地点とは

株式会社ウィルオブ・ワーク
コーポレートデザイン室
Webプロモーショングループ
リーダー 野元 賢士 様
リーダー 西田 理絵 様
写真左から野元様、西田様
  • 株式会社ウィルオブ・ワーク
    https://willof.jp/
    2019年10月1日に、株式会社セントメディアより社名変更。販売、コールセンター、介護、保育などの職種を中心に、業種・職種に特化した人材サービスを展開しています。厚生労働省優良派遣事業者、東証一部上場企業ウィルグループの子会社。
ブランド統合により、グループ各社の求人票をすべて集約したポータルサイト「ウィルオブ」をスタートしたウィルオブ・ワーク様。集客の約1/3を担うIndeedについて、クローラーでの掲載、他社ツールでの掲載を経てdfplus.ioを導入された経緯やその効果について、野元 賢士様、西田 理絵様にお話を伺いました。(以下、敬称略)

新ブランド「ウィルオブ」展開に合わせ、グループ4社の求人票を集約

ウィルオブ( https://willof.jp/
派遣事業20年のウィルオブ・ワーク(旧・セントメディア)が運営する派遣求人サイト。未経験でも働きやすく、続けやすい仕事を多数掲載している。社員が勤務先に常駐していつでも相談できるフィールドサポーター制度など、派遣社員の働きやすさに配慮しており、スタッフ満足度第1位を獲得*。店舗や工場の請負業も行う。
*楽天リサーチ(2017年9月企業イメージ調査)
―新ブランドの始動おめでとうございます!
ありがとうございます!
「ウィルオブ」ブランドの開始に伴い、私たちが担当していたサイト「セントメディア」も、「ウィルオブ・ワーク」となり、グループ4社が別々に運営していた求人サイトの求人票をすべて集約した求人ポータルサイトへと進化しました。

私たちが元々取り扱っていた2万件強の派遣求人は、アパレル販売・飲食店などの「販売」、コールセンター事務やデータ入力などの「オフィスワーク」、「介護」などの職種がメインでした。
ですが、例えば「販売をやりたいと思って応募したが、色々考えるうちに工場の仕事を志望するようになった」という場合、別のグループ会社が工場勤務の方を募集しているにも関わらず、連携がうまくいかずに機会損失になってしまうこともありました

今後、統合ブランド「ウィルオブ」を求職者の方に認知していき、グループ間シナジーを強化していきたいと考えています。それによって、一人の人に対して色々な可能性を拡げることができると思いますので。

ブランド変更後もCVRを維持できるよう配慮。広告への影響は

―ブランド変更にあたり、どのようなご準備をされたのですか。
担当範囲外では新しいバリューの浸透などがかなり大変だったのですが、私たちの担当範囲で言うと、新ブランド展開に向け特設サイトやコーポレートサイトなどのサイト制作がありました。求人サイトはCVR(コンバージョン率)改善を積み上げてきたものですので、色合いだけを調整する小規模な変更に留まりました。

集客については、現状リスティング、アフィリエイト、Indeed等の求人ポータルがおおよそ1:1:1ぐらいですが、ブランド変更の影響は良くも悪くもあまり出ていない状況です。

その中で、Indeedへはデータフィードで出稿していますが、これまで各社で別々に運用されていた、フォーマットの異なる求人票を取り扱うようになりましたので、それを整える為に dfplus.io を活用しています。

* dfplus.io なら、少しクセのあるマスターデータも自由自在に整えられます。詳しい資料はこちら

Indeedへのクローラー掲載ではどうしても効果が出なかった

―Indeedにはクローリングという選択肢もあります。
最初は、Indeedのクローラーによるクローリングで掲載していました。しかし、どうしても効果が出なかったのです。同業者からも、クローリングでは効果が出ないという話を聞いていましたので、データフィードによる求人票送信に切り替えました。

このときは「dfplus.io」ではなく、他社のツールを選択しました。ツールを入れ始めたのと同時に、Indeed直販チームからアドバイスを受けられる運用体制になりました。タイトル改善などの具体的な提案を受けながら、一緒に運用する形です。

運用して初めて、データフィードツールの重さが問題に

しかし、Indeedからアドバイスを受けてデータフィードを調整するようになると、ツールの重さ、使いづらさが問題になってきました

設定を変更する、確認する、間違っていたので前の画面に戻る……などのページ遷移がいちいち重いのです。私たちの取り扱うデータ件数は多いですし、データもそこまで綺麗な状態ではありませんので、ルールやパターンも肥大化したり、変更も頻繁になります。

運用に時間を割くようになったことで初めて「これは厳しい」ということが明らかになり、なんとかしたいと思いました。
―データが整っていないときほど設定や操作は増えがちですので、ツールの使いにくさ・ストレスが余計にネックになったのですね。
そこで、現場主導で「dfplus.io」にツールを変更しました。ツールの使いやすさ・挙動の速さ重視で、フィードフォースさんということで安心感もあり、dfplus.ioを選択しました。切り替え自体も簡単でした。
既に運用がまわっているということから、社内稟議を通すのは結構大変でしたが、結局「作業時間短縮による人件費削減」のセンで通しました。

ツール変更でデータフィード調整が10分未満に。改善していける環境が整った

―実際に作業時間は短縮されましたか。
はい。職種名の変更などは、10分もかからないですね。
たとえば、「看護助手」という職種があります。一般的にはあまり耳慣れないかと思いますし、資格職のように見えますが、実は特別な資格も必要ない介護のお仕事です。これをわかりやすい名称に変更する、といったことを行いました。

ツールを乗り換えたことで、こういった細かなテストを行い、クリック率など広告効果の改善をしていけるという状態になれたと思います。

重視する指標「お仕事を開始した人」の獲得単価が約50%減

―広告効果の方はいかがでしょうか。
シーズナリティによっても、掲載している求人によっても、広告効果はかなり変動しますので、一概にデータフィードだけでコントロールできるものではない面もあります。A/Bテストをするわけではなく、前後比較をするとどうしてもデータフィード外の要因が大きくなりますので……。

ですが、私たちはCPA(コンバージョンあたりの獲得単価)とは別に、登録された方が実際にお仕事を開始した、「稼働開始」というポイントを成果地点として追っています。この稼働開始1件あたりにかかる広告費に関して、Indeed経由での獲得単価が、データフィードを運用する前と比較してほぼ半減しました
―それは大きいですね!
―お仕事の開始を成果地点に置かれているのはとても本質的だと感じます。
要するに、働くきっかけを作っていく、ということですね。厳密には「登録2ヶ月以内で仕事開始したユーザー数」を最重要指標としています。

ですから、過去に登録済のユーザーからの再応募よりも、新規ユーザーの獲得・稼働開始をより重視しています。
データフィードの活用先としては、リターゲティング系の広告はやはり新規ユーザー率が低くなりがちですので、より新規ユーザーを獲得できるように運用していきたいと思います。具体的には、GDR(Google 動的リマーケティング)や求人ボックスを検討しています。
―ありがとうございました。新しい媒体の結果も楽しみにしています!
※この事例の内容は、2019年11月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※事例の内容は掲載時点のものです。