Google Merchant Center の Google 商品カテゴリ[google_product_category] とは?広告における役割と設定のポイントを解説

Google ショッピング広告は、dfplus.io を利用する EC 事業者の 9 割近くが出稿中(※)の人気メニューです。その仕組みから、クリック数やコンバージョン率の高さ、少ない運用負荷を強みとしますが、”思ったよりも成果があがらない...” とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
※「データフィード利用状況調査 2024 年上期」より
Google ショッピング広告の成果は Google Merchant Center の商品フィードの質に左右されます。
フィードの質を上げる方法として、タイトルや商品説明、価格などの必須属性(項目)だけではなく、省略可能とされている項目も正しく設定することが挙げられます。必須の属性のみを設定して配信しているケースや、省略可能な属性は値が誤っていても配信自体はできてしまうため、最適化できていないケースは少なくありません。
そこで今回は、商品フィードの属性のひとつ、Google 商品カテゴリ[google_product_category] の役割と設定方法を解説します。省略可能とされている項目ですが、機械学習や入札調整に活用されるため、正しく設定すれば成果改善が期待できます。この記事を参考に設定を見直してみてはいかがでしょうか?
Google 商品カテゴリ[google_product_category] とは
Google 商品カテゴリ[google_product_category] は、Google が定める商品分類に沿って、カテゴリ情報を入れる項目です。
フィードで情報を入れていない場合も、タイトルや商品説明、ブランドなど他の項目の情報をもとに Google が判断し、自動で割り当てられます。
ただ、自動割り当てでは意図に反するグルーピングになることがあるため、確認が必要です。しかし、商品点数が多い場合や商品の入れ替わりが激しい場合、自動で割り当てられた内容を全商品について確認すると工数が大きくなってしまいます。
そのため、可能な限り自動割り当ては使わず、フィードで調整することをおすすめしています。フィードで設定した情報は、自動で割り当てられたものより優先されるため、フィードで調整することで、適切なカテゴリ情報を入れることが可能です。
フィードで設定する際のポイントは記事の後半で解説します。
前提:フィードは広告運用における ”操作ハンドル”
前提として、Google ショッピング広告において、フィード(データフィード、商品フィード)は非常に重要です。入札強化やターゲティングの設定などの広告運用を運転における “アクセル” とすると、フィード運用は “操作ハンドル” として、以下の役割を担います。
広告クリエイティブの大半の要素を定義する
柔軟な広告キャンペーン設計を可能にする
広告配信の最適化を推進する

▼データフィードの基本を知りたい方はこちら
業務の中で「フィード」という言葉が出てきたら:データフィードについて一通り詳しくなるための記事まとめ | dfplus.io Blog
Google 商品カテゴリ[google_product_category] は、広告クリエイティブには反映されないため、例えばタイトル(商品名)や商品説明のように、インプレッションやクリック率などの指標に直接影響を与える項目ではありません。しかし、「柔軟な広告キャンペーン設計」と「広告配信の最適化」に利用できるため、運用負荷の軽減や成果最大化を図るには欠かせない項目です。
柔軟な広告キャンペーン設計を可能にする
Google の P-MAX キャンペーンや通常のショッピングキャンペーンでは、広告グループの下に「商品グループ」を作成できます。商品グループを作成すると、以下が可能になるため、特に、取扱商品のカテゴリが多岐に渡る場合や価格帯が広い場合は、運用最適化が期待できます。
商品グループごとに入札単価を設定・変更する
キャンペーンから特定の商品グループを除外する
商品グループごとにレポートを出力する
商品グループは、ID やブランド、カスタムラベルなど、Google Merchant Center の商品フィードの一部の属性によって定義できます。
▼商品グループについて
商品グループでショッピング キャンペーンを管理する|Google 広告ヘルプ
▼「カスタムラベル」による商品グループ活用について
https://dfplus.io/blog/google-custom-labels/
Google 商品カテゴリも商品グループの定義に活用できるので、Google 商品カテゴリを設定しておくことで、以下のような柔軟な広告戦略も少ない負荷で実行することができます。
季節・イベントに合わせて、特定の商品の入札単価・配信の ON/OFF を調整する
・ホリデーシーズンのみ「ホーム・ガーデン > インテリア・ エクステリア > 季節の飾り > クリスマスオーナメント」を広告配信する
・バレンタインデー・ホワイトデーを見据えて「食品・飲料 > 食品 > お菓子・チョコレート」の入札を強化する
・新生活がスタートする人が多い 4 月に向けて「ファッション・アクセサリー > ハンドバッグ・財布 > 名刺入れ」の入札を強化する
広告成果がいいカテゴリの入札を強化する
自然検索でも売れる人気のカテゴリは広告出稿を弱め、低調なカテゴリの入札単価を上げる
広告配信の最適化を推進する
Google ショッピング広告などの検索連動型広告では、より多くの学習データを Google に渡すことで、機械学習が促進され、広告成果の向上が期待できます。
商品フィードは、Google のエンジンが正しく学習するために必要なデータとして利用されるので、任意の属性にも値を設定し、できるだけ多くの情報を Google 側に提供しましょう。
商品カテゴリ[product_type] との違い
Google Merchant Center の商品フィードには、商品カテゴリ[product_type] という属性がありますが、この 2 つは完全に異なる属性です。Google 商品カテゴリは Google が定める商品分類に沿って設定するのに対し、商品カテゴリは任意の値を入れることができます。
Google 商品カテゴリと商品カテゴリは名前が似ているので「どちらかだけ設定していれば OK」と思われがちですが、より成果に繋がる商品フィードを作成するという観点から、両方の項目をそれぞれ設定することをオススメしています。
▼商品カテゴリについて詳しくはこちら
商品カテゴリ [product_type] - Google Merchant Center ヘルプ
Google 以外の媒体でも重要
Google 商品カテゴリが有用なのは、Google ショッピング広告だけではありません。
同じく EC の定番施策である Criteo(CPPF) や Meta(Facebook, Meta)などの商品フィード(データフィード、カタログ、商品カタログ)でも設定することが推奨されています。必須項目ではありませんが、エンジンのレコメンド精度を高めるのに効果的ですので、設定した内容は Google 以外の媒体にも同じように設定すると良いでしょう。
設定のポイント
Google が定める分類に沿って設定する
Google 商品カテゴリは、Google が定める商品分類(※)に則って設定します。各商品に最適なカテゴリを、商品分類にある値(ID または カテゴリ名のフルパス)で指定します。
※商品分類はこちら(ダウンロードされます)
階層同士は「 > 」でつなぎます。「>」前後に半角スペースが必要です。
商品を最もよく表すカテゴリを使用する
カテゴリは、その商品のメイン機能に基づいて選択しましょう。
例えば、MP3 プレーヤーには、写真の閲覧、ラジオ、時計など複数の機能が備わっていることがありますが、メイン機能は MP3 ファイルの再生です。したがって、「電気製品(222)」や「電気製品 > オーディオ > 録音・再生機器 > ラジオ(6886)」も間違いではありませんが、メイン機能が伝わる「電気製品 > オーディオ > 録音・再生機器 > MP3プレーヤー(233)」を使用するのがオススメです。
できるだけ詳細な情報を入れる
Google の商品分類で定められているカテゴリは、1 階層から 7 階層まであります。その商品を正しく表すカテゴリの中で、最も深い階層まで設定されているものを選択しましょう。
例
プリペイドスマートフォン
△:電気製品 > 通信機器 > 電話 > 携帯電話・スマートフォン(5039)〇:電気製品 > 通信機器 > 電話 > 携帯電話・スマートフォン > プリペイド式携帯電話・スマートフォン(5040)
靴下
△:ファッション・アクセサリー > 衣料品 > 下着・靴下(213)
〇:ファッション・アクセサリー > 衣料品 > 下着・靴下 > 靴下(2239)ひざ丈スカート
△:ファッション > 衣料品(1604)
〇:ファッション > 衣料品 > スカート > ひざ丈スカート(6229)日焼け止め
△:美容・健康 > 衛生日用品 > コスメ・スキンケア(473)
〇:美容・健康 > 衛生日用品 > コスメ・スキンケア > スキンケア > 日焼け止め(2844)
最新のカテゴリに基づいて設定する
最新のカテゴリ分類に基づいて設定しましょう。古いカテゴリを使用していると、設定したものとは違うカテゴリが登録される場合があります。
▼最新のカテゴリ分類はこちら
Google 商品カテゴリ [googleproductcategory] - Google Merchant Center ヘルプ
Google 商品カテゴリ [google_product_category] について解説しました。
Google Merchant Center の商品フィードは、必須・任意合わせて 50 以上の属性を設定できますが、「難しそうだから必須項目だけ埋めて配信している」「情報量を増やしたいが、どの項目から設定していいかわからない」という方も少なくありません。
Google 商品カテゴリは、Google が指定した分類を入力するため、比較的設定しやすい項目です。また、一度設定できれば、定期的な更新もほとんど必要ないので、商品フィードから Google ショッピング広告の成果改善に取り組む際はぜひ活用しましょう。
Google 商品カテゴリはもちろん、Google ショッピング広告のフィードについてお困りのことがございましたら、ぜひ下記からお問合せください。
https://dfplus.io/contact







