
(本記事は2026年1月5日時点での情報となります。最新の仕様・情報に関しては媒体社ヘルプまたは媒体サポートへお問い合わせください。)
現在アメリカ等の海外で導入が進むGoogleの車両広告(Vehicle Ads)は、自動車ディーラーや中古車販売業者にとって、リード獲得や在庫消化を効率化する強力なツールです。
本記事では、今後の日本でのリリースに先がけて、Google車両広告を日本で配信するために必要なデータフィードの仕様と、どんなデータを用意すればよいか、初心者でも理解できるように詳しく解説します。
1.Google車両広告とは?
Google 車両広告は、新車・中古車の車種や価格、販売地域といった車両情報を、画像とともにGoogleの検索結果の上部などに表示できる広告フォーマットです。すでにアメリカやイギリスなどの海外市場で導入が進んでおり、オンラインでの自動車販売や店舗への来訪を促進する手段として注目を集めています。
Google車両広告の概要は以下の記事も併せてご参考ください。
Google 車両広告(Vehicle Ads)とは?特徴・仕組み・海外事例をまとめて解説
2.Google車両広告を出すために必要なものは?
Google車両広告を出すために準備するものは、以下の4つとなります。
準備するもの | 概要 | 関連リンク |
|---|---|---|
1. Googleビジネスプロフィール(GBP/旧Googleマイビジネス) | お店や会社の名前・住所・電話番号などを、Googleの検索や地図に無料で表示できるサービスです。 | |
2. Googleマーチャントセンター(GMC) | お店の商品を、Googleの検索やショッピング(商品一覧)に表示できる無料のサービスです。ネットでの検索を通して、お店の商品を見つけてもらいやすくなります。 | |
3. Google広告(GoogleAds) | お店や商品の広告を、Google検索結果、YouTube、ディスプレイネットワークなどに配信できる広告ツールです。 | |
4. 車両データフィード | 車種、価格、年式、走行距離、販売エリアなどの車両の情報をまとめたデータファイルを指します。 |
本記事では、4.の車両データフィードを準備するにあたって、どんな情報が必要かに焦点を当てて解説していきます。
Google車両広告出稿までの大まかなフローについては、以下も併せてご参考ください。
Google 車両広告の出稿方法とは?配信開始までの準備を 5 ステップで解説
データフィードとは?
データフィードとは、様々な言葉の定義がありますが、ここでは「車両広告を出すために必要な、媒体指定のフォーマットに併せて変換した車両情報のデータファイル」と考えていただければ大丈夫です。
Googleの検索ページへ、車両の車種やブランド、価格といった情報を、検索してきたユーザーに対して広告として訴求するために必要な車両情報をまとめたものと理解いただくとよいでしょう。
データフィードに関する解説は以下も併せてご参考ください。
結局のところ、データフィードとは何か?これを読めばだいたいわかる。
3.Google車両広告を日本で配信するために必要なデータフィード項目は?
Google車両広告では様々な項目が用意されていますが、本項目では、必ず用意する必要がある項目に絞って解説します。
Google車両広告で設定できるデータフィードの全項目の詳細に関しては、Googleのサポートページも併せてご参考ください。
必須のデータフィード項目は?
Googleから現時点で必須で指定されている項目をピックアップして以下にまとめました。一部、扱う車両によって必須項目が追加になるケースもあるため、自社で扱う車両が該当するか、データを用意できるか必ず確認しましょう。
必須項目名※[]内/英語表記の項目名 | 項目説明 | フィード表示サンプル値 |
|---|---|---|
Google 商品カテゴリ [google_product_category] | Google広告で商品を分類するためのカテゴリ区分です。Googleがあなたの商品を正しく理解し、検索結果や広告で適切に表示するために使います。 | (1)乗り物・パーツ > 乗り物 > 自動車・バイク > 乗用車・トラック |
車両販売形態 [vehicle_fulfillment] | Google上で車両(新車・中古車など)を広告表示する際に、「どのように車を届けるのか」という販売形態・引き渡し方法を訴求する属性です。 | (1)in_store:1111:2222 |
ID [id] | 車両ごとの固有のID(在庫管理番号、車両識別番号(VIN)など)を記載します。 | |
商品画像リンク | 自社車両が検索された時に、広告に表示するメインの車両画像のURLを記載します。 | |
リンク テンプレート [link_template] | 車両のランディング ページの URL、及び末尾に店舗コード [store_code]をパラメータとして付与したものを表示します。 | |
商品リンク [link] | 車両のランディング ページの URL | |
価格 [price] | 車両価格を税込み、末尾に「 JPY」(価格との間に半角スペース)を付与したものを表示します。 | 310000.00 JPY |
車両価格タイプ [vehicle_price_type] | 右側に記載の「vehicle_base_price」を固定で表示してください。 | vehicle_base_price |
状態 [condition] | 販売する車両が、 | (1)new |
ブランド [brand] | 車両製造会社名を表示してください。 | A社 |
モデル [model] | モデル名(車両そのものの型式や世代)を表示してください。 | |
トリム [trim] | トリム(車両の装飾に関する情報)を表示してください。 | |
年 [year] | モデルの年式を4桁整数で表示してください。 | 2012 |
走行距離 [mileage] | 車両の走行距離を以下の形で表示してください。 | 21000 Km |
色 [color] | 車両の色を表示してください。※最大 3 つの色を「/」で区切って登録できます。 | ブルー/ホワイト |
車両費用 | 保険料や登録料などの追加でかかる費用を記載してください。※日本の中古車では必須項目となります。 | |
車両カテゴリ [vehicle_category] | 軽自動車(kei_jidosha)、普通車(futsu_sha)、大型車(ogata_sha)のいずれかを表示してください。 | futsu_sha |
車両法定点検込み | 納車前の「法定点検」と「整備」実施の有無について表示してください。 |
車両販売形態によって必須となる項目が変わる「リンク テンプレート [link_template]」と「商品リンク [link]」
広告に掲載する車両の商品ページのURLは必須となりますが、掲載した車両を購入した場合、「どのように購入者に届けるのか」を訴求する車両販売形態によって、設定すべき項目が変わることにも注意が必要です。
「オンライン(自宅配送)」の場合は「商品リンク [link]」に車両の商品ページのURLを表示させる必要があります。
一方で「店舗在庫あり」「特定店舗受取可」など、車両の受け取りが店舗の場合は、「リンク テンプレート [link_template]」に、車両の商品ページのURLと、Googleが指定するパラメータを組み合わせたものを表示させる必要があります。
詳細はGoogleのサポートページをご確認ください。
リンク テンプレート [link_template]
商品リンク [link]
中古車販売の場合、追加で必須となる項目「車両費用 [vehicle_expenses]」と「車両法定点検込み [vehicle_mandatory_inspection_included]」
掲載したい車両が中古車の場合、日本では「車両費用 [vehicle_expenses]」(保険料など、本体価格以外でかかる費用)と「車両法定点検込み [vehicle_mandatory_inspection_included]」(納車前の「法定点検」と「整備」実施の有無)についても併せて表示義務があります。
中古車を広告掲載したい場合は併せて上記2つの情報も表示できるよう、データを準備でききるか確認しましょう。
詳細はGoogleのサポートページをご確認ください。
車両費用 [vehicle_expenses]
車両法定点検込み [vehicle_mandatory_inspection_included]
結局どんなデータを準備すればよいか?
必要な項目は?
まずは最低限、各車両ごとに以下の情報が入ったデータを準備できるか確認しましょう。
※キャプチャはデータのイメージサンプルです

車両ID
車両配送方法(店舗受け取り/特定店舗の指定/自宅配送)
車両画像のURL
車両LPのURL
価格(税込み/LPの表示と一致したもの)
車両の状態(中古車/新車)
ブランド
モデル
トリム
走行距離
色
車両カテゴリ(軽自動車/普通車/大型車)
車両の販売形態が実店舗の場合は、以下の情報も用意できるか確認しましょう。
店舗コード(Googleビジネスプロフィールに登録済みのもの、もしくは店舗データソースに登録済みのもの)
中古車を扱う場合、以下のデータも併せて用意できるか確認しましょう。
(中古車の場合)納車前の「法定点検」「整備」実施の有無
(中古車の場合)保険料や登録料などの諸費用
キャプチャのデータのように、各項目ごとの値が、それぞれ分かれた状態で表示されている方が望ましいです。
データ形式は?
Google が定めるフォーマットとして使用できるファイル形式は、以下のいずれかです。
タブ区切りのテキストファイル(推奨)
XML ファイル
Content API for Shopping
詳しい項目構成や仕様については、以下の公式ヘルプをご確認ください。
参考リンク:https://support.google.com/merchants/answer/12631822
4.最後に
今後日本でも開始予定のGoogle車両広告を配信するためには、
指定する仕様に沿ったデータフィードを
媒体側へ定期的に送信すること
この二つの要件を抑えてデータの作成・更新体制を準備することが重要となります。
このため、初めて取り組む場合は、まずはGoogleから指定されている、必須の車両情報を、自社サイトから出せるように準備を整えておきましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
Google 車両広告の詳細にご興味のある方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。データフィード管理に関するご相談も随時受け付けています。
データフィード媒体や周辺業界に関する情報を X で発信しています!

























