2026/10/30 02:30

世界観を守りながら、ファンに広く届ける。キャラクター起点の広告運用でブランド戦略を後押しする、株式会社グラニフのdfplus.io活用事例

EC・サブスク

株式会社グラニフ

https://graniph.co.jp/company

2000年に東京・下北沢でプリントTシャツの製造・販売を行う1号店をオープン。2021年9月に「グラニフ(graniph)」へリブランディングし、Tシャツ以外のアパレルアイテムや雑貨の展開を開始するなど事業を拡大中。2025年には台湾に初の海外直営店をオープン。

「IP のリーディングカンパニー」を掲げ、自社キャラクターの開発から販売までを手がけ、他社 IP とのコラボも高頻度で展開する株式会社グラニフ。今年 6 月、広告運用の内製化を機に 3 媒体のフィード管理環境として dfplus.io を導入しました。ブランドの軸であるキャラクターを軸にフィード最適化を重ね、リターゲティング広告の ROAS 改善を実現しました。ファンのニーズに応え、ブランド戦略を後押しする、同社のデータフィード活用について伺いました。

  • 浅黄 浩 様
    テクノロジー & マーケティング Div. マーケティング Sec. シニアマネージャー

  • 小木曽 凛 様
    テクノロジー & マーケティング Div. コマース Sec. 広告運用担当

公式オンラインストア:https://www.graniph.com/  


この記事のサマリー:

課題

  • 代理店との取り組みでは、広告目標の達成に苦戦していた

  • 商品タイトルやカテゴリーがアイテム軸で、キャラクターで商品を探すお客様のニーズを拾いきれていなかった

解決策

  • 広告運用の内製化にあわせて dfplus.io を導入し、Google・Meta・Criteo の全フィードを自社で作成・管理できるように

  • 商品タイトルの先頭にライセンス名・キャラクター名を入れ、キャラクターで探すお客様のニーズに対応

  • Criteo の [product_type] にキャラクターの区分を持たせ、キャラクター軸での入札調整・レコメンドを可能に

  • コラボ商品などの広告での見え方を、プレビューで確認しながら設定

成果

  • Criteo でクリック数・クリック率が増え、CPC を抑えながら ROAS も改善

  • ブランドの軸であるキャラクターを起点に、フィードを自社で継続的に改善できる体制に

活用機能

  • ルール(タイトル・カテゴリーの加工)、マッピング、アイテムプレビュー

“IP×物販のリーディングカンパニー” へ。会員基盤を重視し、EC は自社サイトのみを展開

―まず、貴社の事業内容について教えてください。

浅黄様:2000 年、東京・下北沢にて「デザイン T シャツストア グラニフ(Design Tshirts Store graniph)」として創業し、アパレルブランドとして成長を続けてきました。2021 年には「グラニフ(graniph)」へとリブランドし、ライフスタイルグッズにも展開を広げるなど事業を拡大しています。2025 年には台湾に初の海外直営店をオープンしました。

現在は、IP(Intellectual Property=知的財産)のマーチャンダイジングにおけるリーディングカンパニーを掲げ、IP とプロダクト、ブランド体験を掛け合わせた取り組みに注力しています。

―詳しくお聞かせください。

浅黄様:弊社では、「ビューティフルシャドー」や「イカク」など多くのオリジナルキャラクターを有しており、そのキャラクター開発から企画、製造、販売までを自社で手がけていることが大きな強みです。自社キャラクターの多角展開だけでなく、他社様がもつ IP とのコラボレーションも高頻度で行っています。他社 IP については、グラニフならではの解釈で魅力づけ・商品化をしているのが特徴です。

また、リブランディング以降強化してきた会員基盤も強みと考えています。今では EC でお買い物いただくお客様の約 9 割が会員です。多くのお客様と会員としてつながることで、一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしたブランドづくりができています。

―EC 展開について教えてください。

浅黄様:原則として自社サイトのみで展開しています。以前は EC モールにも出店していましたが、顧客データの取得やブランディング上の観点から撤退しました。

自社サイトの主な集客・販促施策は Web 広告で、複数媒体を自社で運用しています。

広告内製化を機に dfplus.io を導入。媒体を絞り、フィード最適化が最重要事項に

―以前は代理店運用だったと伺いました。広告運用を内製化した背景を教えてください。

小木曽様:代理店とお取り組みしていた頃は、広告目標の達成に苦戦していました。社内ではアプリなど広告以外の領域でも内製化を進める流れがあったため、広告運用も自分たちで行うことにし、2026 年 6 月に内製化しました。

―データフィード管理ツール「dfplus.io」を導入いただいたのも、そのタイミングですね。

小木曽様:はい。広告運用のインハウス化にあたり、データフィードも自社でコントロールしたいと考え、弊社のメンバーが前職で利用経験があった dfplus.io にご相談しました。

現在運用している Google、Meta、Criteo の全てのフィードを dfplus.io で作成・管理しています。フィードの仕様やベストプラクティスは媒体ごとに異なるため、それらを自社で柔軟に調整できるのが良いですね。

―配信開始した後も、高頻度でフィードを調整されている印象です。

小木曽様:はい。弊社では、どんどん媒体を広げるよりも、ポテンシャルの高い媒体に絞って改善を重ね、成果を高めていくことにリソースを集中させる方針を採っています。だからこそ、広告成果に影響を与えるデータフィードの最適化は最重要事項と考えています。

タイトルやカテゴリーをキャラクター起点に。ファンの「探している」に応えるフィード改善

―実施したフィード改善について、具体的に教えていただけますか。

小木曽様:例えば商品名を入れるタイトル [title] は、もともと「商品名+商品タイプ」の構成でしたが、dfplus.io のルールを使って、ライセンス名やキャラクター名を先頭に入れました。弊社のお客様は、「イカクの商品を探している」「○○とのコラボが欲しい」など特定のキャラクター起点で探されるケースが多いため、そのニーズを拾えるよう設計しました。

Criteo のカテゴリ改善も行いました。dfplus.io で [product_type] にキャラクターの区分を持たせ、キャラクター軸で入札調整・レコメンド促進できるようにしました。その結果、クリック数が増え、CPC、ROAS ともに改善しています。

以前は、T シャツやパンツといった商品カテゴリや、価格帯などの軸で分類していましたが、お客さまはアイテムの種類よりもキャラクターにファンがついている実感があったため、カテゴリ設計もそれに合わせた形です。結果、クリック率が上がり、クリック単価(CPC)も抑えられています。

―広告成果についてはいかがですか。

小木曽様:代理店運用時と比べて、リターゲティング広告の費用対効果(ROAS)が向上しました。

膨大な項目数も直感的にマッピング。プレビュー機能は、キャラクターの世界観を守る手助けに

―dfplus.io の使い勝手はいかがですか。

小木曽様:使いやすいです。データフィードは、項目数が多く最初は「うわ...」となりがちですが、dfplus.io のマッピング* では、どのフィード項目にどのマスタデータ項目を当てはめればいいかが一目でわかり、直感的に操作できます。

*フィード先で規定されている項目に、マスターデータの項目を紐付ける機能のこと。
マッピング – dfplus.io サポート

また、プレビュー* で確認しながら設定できるのも大きいです。特に他社様のコラボレーション商品については、広告での見え方には細心の注意を払っているので、クリエイティブを確認できるのは重宝しています。

*マスターデータのアイテムごとに、データフィードへの変換結果のプレビューと、ルールなどを適用した項目の値が確認できます。どのようなデータフィードが出来上がるのかを変確認しながら、マッピングやルール設定ができます。
アイテムプレビュー – dfplus.io サポート

自社 IP を、もっと多くの人へ。IP を軸にしたフィード活用で、一人ひとりに合った提案を

―最後に、グラニフ様の今後の展望をお聞かせください。

浅黄様:ブランド全体としては、自社キャラクターの認知度、市場での存在感を高めていきたいです。また、台湾店舗での成功を踏まえて、アジア圏での市場拡大も目指しています。

小木曽様:広告の面では、オリジナル IP と他社 IP の両方で、IP を軸にしたフィード活用を強化していきます。自社でコントロールできる環境を活かして配信精度を高め、より一層、お客さま一人ひとりに合った商品を提案できる状態を目指したいです。

―本日はありがとうございました。

※この事例の内容は、2026 年 10 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。

※事例の内容は掲載時点のものです。

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