インハウス化から 1 年で ROAS 500%→850% を達成! データドリブンな配信調整とフィード最適化で "売上に直結する" 広告を実現した「MAISON SPECIAL」の dfplus.io 活用術

“NEW MIX FASHION STYLE”をコンセプトに、「MAISON SPECIAL」と「PRANK PROJECT」を展開。「MAISON SPECIAL」は 2019 年春の立ち上げ以降、コロナ禍に急成長を遂げ、5 年で売上高 45 億円を突破。洗練された世界観とデザイン性で注目を集めている。
Shopify を利用する急成長ブランド「MAISON SPECIAL」は、インハウスの 1 人体制で ”売上に直結する” 広告運用を実現しています。売上への貢献度を高めるべく、広告運用の内製化とデータドリブンな細やかな調整により、Google 広告の ROAS は 500% から 850% へ向上。EC 事業部 望月様に、その取り組みの裏側とデータフィード最適化がもたらした変化について伺いました。
望月 亮 様
EC 事業部マネージャー
新卒でシステムエンジニアとしてキャリアをスタートし Web アプリケーションや基幹業務システム開発を経験。その後、株式会社アダストリアや株式会社エストネーション等、アパレル企業を複数社経験。株式会社アダストリアでは販売・マネジメント業務を、株式会社エストネーションでは社内 SE として勤務。
現在では株式会社PLAY PRODUCT STUDIOにてMAISON SPECIALおよびPRANK PROJECTの広告運用・CRM を担当。システム開発からマーケティング施策まで一貫した経験を有する。
Shopify を利用する急成長ブランド「MAISON SPECIAL」。新規獲得を目的に 5 媒体で広告配信
―貴社の事業内容と、望月さんのご担当を教えてください。
「MAISON SPECIAL」と「PRANK PROJECT」の 2 ブランドを展開するアパレル企業です。
私は EC 事業部のマネージャーとして、デジタルマーケティングや CRM、自社サイトの管理・改善など、EC の集客・販促全般を担当しています。
―EC 全般とは幅広く見てらっしゃるんですね!広告戦略についてお聞かせください。
Web 広告については引き続き認知拡大・新規獲得を主目的として、Meta や Google など 5 媒体を実施しています。
―5 媒体をおひとりで運用されているのですか?
はい。以前は広告代理店にお任せしていましたが、1 年ほど前に内製化しました。より売上に直結する広告運用を行うには、自社運用が適していると判断しました。
広告運用を内製化し、評価ポイントをラストクリックのみにシフトすることで売上貢献度の高い広告を実現
運用を広告代理店にお任せしていた頃も、広告管理画面上の ROAS は良かったものの、実際の受注金額はそこまで伸長せず、乖離があることに課題を感じていました。
広告の設定・評価に関して様々なアトリビューションモデルでの評価は重要ですが、その中でもラストクリックを最重要指標とすることが、上記課題を解決する最も重要なことだと考えています。
*直接成果につながった接点だけではなく、コンバージョンに至るまでの様々な接点に貢献度を割り当てる考え方やその指標
*コンバージョンまでの経路のうち、最後にクリックされたチャネルだけに割り当てる考え方
また、中間指標の改善よりも、実際の売上への直接的な貢献度を重視したのは、広告の事業に対するインパクトを社内に理解してもらう、予算の納得感を高めるうえでも効果的でした。
広告運用に関しては未経験でしたが、私自身が何事も徹底的に深堀をする性格のため、運用 →課題→調査→実行を高速で回すことで、徐々に意図通りの運用に乗せられるようになり、広告の成果改善が実際の受注金額向上に紐づく運用が可能になりました。
―インハウス化して 1 年でそこまで変化があったとはすごいですね!どのようにキャッチアップされたのでしょうか?
日々の X や YouTube、書籍、記事のインプットはもちろんですが、積極的に専門家・経験者と会話し壁打ちしました。
Google 広告の ROAS が 500%→850% に!BigQuery・Looker Studio を活用した日単位・週単位の調整で P-MAX の成果が大幅アップ
―「成果も良くなった」とのことですが、具体的に教えていただけますか?
Google 広告の ROAS が、昨年は 500% くらいだったのですが、直近は 800~850% まで向上しました。
―大きく改善されましたね!特に効果があった設定や運用を教えてください。
広告運用については、媒体管理画面上の数値だけではなく、自社EC・GA4・媒体数値を BigQuery を介し Looker Studio でダッシュボード化したものを活用して日・週・月単位で調整しています。その中でも商品フィードの精査が ROAS 改善に大きく寄与しました。
元々は全品番を配信対象としてましたが、シーズナル商品、コンバージョン率が高い品番、上代の高い / 低い品番、ベストセラー、カテゴリーなどで A/B テストを実施することで P-MAX のパフォーマンスが大きく改善しました。
商品フィードは、実績ベースで毎週更新しています。Shopify の商品タグやメタフィールドの情報をもとに dfplus.io 上でデータフィード項目「カスタムラベル」を設定することで、作業コストを抑えられています。
dfplus.io でタイトル最適化を実施。カンタンな設定で “広告で選ばれる” 商品名に
また、dfplus.io で行ったタイトル改善も効果的だったと思います。自社サイトの表記は英語のみのシンプルな構成なので、視認性・検索性の観点から調整しています。Shopify のメタフィールド*に日本語を含む表記を設定したうえで、dfplus.io でサイズや色の情報を連結させて、広告用に最適化しています。
*Shopify の商品ページなどに独自の情報をノーコードで追加できる拡張機能
設定(例)
条件:なし
処理:データフィード項目「商品名(title)」に「連結した項目を入れる:{メタフィールド1}{色}{サイズ}」
クリエイティブ(例)
サイトの商品名:Leather Pants
広告用に最適化した商品名:Leather Pants/レザーパンツ【MAISON SPECIAL/メゾンスペシャル】/ブラック/S
ツール再導入で広告成果に変化。「データフィードの優先度が変わった」
―すっかり dfplus.io を使いこなしてくださっていますね!
はい。代理店運用時から「dfplus.io」は導入していたのですが、活用できておらず、インハウス後に「dfplus.io」の活用を強化しようと決めておりました。
最初は分からないことだらけでしたが、手厚いサポートのおかげで成果を出すことができました。
また広告成果が大きく上がったことで、フィードの重要性を再認識できました。来期は Google や Criteo のフィード最適化に注力していきたいと考えています。
―最後に、今後の展望についてお聞かせください。
会社全体としては、新規獲得だけでなく、ロイヤルカスタマーの LTV 向上に注力していきたいと考えています。商品や世界観、コンテンツをブラッシュアップして、より長く愛されるブランドを目指します。
一方で、広告については引き続き認知拡大・新規獲得が最重要と考えています。自社 EC の集客チャネルは実はそれほど多くありません。また、弊社の強みである、世界観やクリエイティブを届けるうえでも、広告は最も相性が良いので、フィード最適化を含め引き続き注力していきたいです。
※本記事は、2025 年 11 月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※記事の内容は、掲載時点のものです。
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